留学先で友達ができない?外国人の友人をつくるために大切な7つのこと
「せっかく留学したのに、なかなか友達ができません。」
留学生活が始まってしばらくすると、こんな悩みを持つ方がいます。
学校へ行けばクラスメートはいる。
授業中には話もする。
でも、授業が終わるとみんな帰ってしまう。
SNSを見ると、ほかの留学生は外国人の友人たちと楽しそうに過ごしている。
そして、
「自分だけ留学生活を楽しめていないのではないか。」
と不安になってしまう。
でも、友達は「海外へ行ったから自動的にできる」というものではありません。
日本でも海外でも、人間関係は少しずつつくられていくものです。
今回は、留学先で人とのつながりを広げるために大切にしたい7つのことについてお話しします。
1.最初の一言を自分から言ってみる
英語に自信がないと、自分から話しかけるのは勇気がいります。
「文法を間違えたらどうしよう。」
「相手の返事が聞き取れなかったらどうしよう。」
そう考えているうちに、話しかけるタイミングを逃してしまいます。
でも、最初から難しい英語は必要ありません。
「Hi!」
「Where are you from?」
「How long have you been here?」
そんな簡単な一言で十分です。
大切なのは、完璧な英語ではなく、
「あなたと話してみたい」という気持ちを伝えること。
友達づくりは、たった一言から始まります。
2.相手の名前を覚える
これは小さなことですが、とても大切だと思います。
翌日会ったとき、
「Good morning, Maria!」
と名前を呼んでみる。
自分の名前を覚えてもらえるとうれしいのは、どこの国の人でも同じではないでしょうか。
そして、前日に聞いた話も少し覚えておく。
「昨日言っていたテスト、どうだった?」
「週末の旅行は楽しかった?」
そんな会話から、
「クラスメート」が少しずつ「友達」へ変わっていきます。
3.「今度行こう」ではなく、自分から誘ってみる
学校では話すのに、その先の関係にならない。
そんな場合は、自分から一度誘ってみるのも一つの方法です。
「ランチに行かない?」
「授業の後、コーヒーを飲まない?」
「週末、このイベントに行ってみない?」
大げさな予定を立てる必要はありません。
最初は30分のコーヒーでも十分です。
断られることもあるでしょう。
でも、
断られた=嫌われた
とは限りません。
単純に予定があるだけかもしれません。
一度の結果だけで判断せず、気の合いそうな人と少しずつ交流を広げてみてください。
4.学校のアクティビティに参加する
語学学校などでは、授業以外の交流イベントやアクティビティが行われることがあります。
もし参加できる機会があるなら、利用してみるのもよいでしょう。
教室では、
「英語を勉強する学生同士」
だった人たちが、外へ出ると違った表情を見せます。
趣味が同じだった。
好きな音楽が同じだった。
同じスポーツが好きだった。
そんな共通点が見つかることがあります。
友達になるきっかけは、英語そのものではなく、共通の好きなものだったりします。
5.「外国人の友達を作らなければ」と考えすぎない
ここで、一つお伝えしたいことがあります。
留学すると、
「日本人とは付き合わない方がいい。」
「外国人の友達をたくさん作らなければ意味がない。」
と考える方がいます。
私は、そこまで極端に考える必要はないと思っています。
海外で困ったとき、日本人の友人に助けてもらうこともあります。
同じ文化や言葉を知っている人だからこそ、理解してもらえることもあります。
日本人の友達をつくること自体が悪いわけではありません。
問題になるとすれば、
日本人だけの環境に閉じこもって、ほかの人との交流を避けてしまうこと
ではないでしょうか。
日本人とも付き合う。
外国人とも付き合う。
その両方があっていいのです。
大切なのは、自分の世界を少しずつ広げていくことです。
6.英語が上手な人より「話したい人」になる
友達をつくるためには、英語がペラペラでなければならない。
そう思っていませんか?
私は必ずしもそうではないと思います。
文法を間違えても、
笑顔であいさつする人。
相手の話を一生懸命聞く人。
「それ面白いね」と反応してくれる人。
困っている人を助けようとする人。
そんな人とは、また話したいと思うものです。
語学力はもちろん大切です。
しかし、人間関係をつくるのは語学力だけではありません。
英語が上手な人を目指す前に、「また話したいと思ってもらえる人」を目指してみる。
それも、留学で学べる大切なコミュニケーションだと思います。
7.一人の時間も「失敗」ではない
友達づくりについて、もう一つ大切なことがあります。
一人で過ごす時間があるからといって、留学に失敗しているわけではありません。
一人でカフェへ行く。
一人で街を歩く。
一人で美術館へ行く。
一人で電車に乗って知らない場所へ行ってみる。
日本では誰かと一緒でなければできなかったことを、海外で一人でできるようになる。
これも立派な成長です。
友達の数で、留学の価値を決める必要はありません。
友達の「人数」より大切なこと
留学が終わったとき、
「外国人の友達が100人できました。」
ということよりも、
「国は違うけれど、本当に大切な友達が一人できました。」
という経験の方が、その人の人生に長く残ることもあります。
留学中に出会った人が、10年後、20年後にも連絡を取り合う友人になるかもしれません。
いつか、その友人の国を訪ねる日が来るかもしれません。
友達の数を競う必要はありません。
大切なのは、どんな人と出会い、どんな時間を一緒に過ごしたかです。
留学で出会うのは「英語」ではなく「人」
留学前は、
「英語を勉強しに行く。」
と思って出発する方が多いでしょう。
ところが帰国するとき、
「一番の思い出は、現地で出会った人たちです。」
と感じる方もいるかもしれません。
英語は、人と人をつなぐための道具でもあります。
完璧に話せなくてもいい。
単語を間違えてもいい。
身振り手振りでもいい。
相手を知りたい。
自分のことを伝えたい。
その気持ちがあれば、コミュニケーションは始まります。
最後に|最初の「Hello」から世界が広がる
留学中、
「あの人と話してみたいな。」
と思うことがあるかもしれません。
そんなときは、ほんの少し勇気を出してみてください。
「Hello.」
たった一言です。
その一言から会話が始まる。
一緒にランチへ行く。
週末に出かける。
お互いの国について話す。
そして、いつの間にか大切な友達になっている。
そんな出会いが、海外では待っているかもしれません。
留学の魅力は、英語が上達することだけではありません。
今まで出会うことのなかった人と出会えること。
それも、海外へ一歩踏み出した人だからこそ得られる大切な財産です。
今日、学校へ行ったら一人だけでも構いません。
自分から「Hello」と声をかけてみてください。
その小さな一歩から、あなたの世界が少し広がるかもしれません。
次回予告
次回は、
「留学しているのに英語が伸びない?3か月目に感じやすい『英語の壁』を乗り越える方法」
についてお話しします。
最初は毎日新しい発見があったのに、しばらくすると、
「最近、英語が上達している気がしない。」
「同じクラスから上がれない。」
「言いたいことが、いつも同じ表現になってしまう。」
そんな時期が来ることがあります。
英語が伸びていないように感じたとき、何を見直せばいいのか。
留学を「海外にいるだけ」で終わらせないための考え方について、次回詳しくお話しします。