リモートワークで一番試されるのは、実はスキルよりも自己管理だと感じています。
オフィスにいれば、周りの進捗や空気感で自然とペースが作られていました。誰かが忙しそうにしていれば自分も気が引き締まりますし、逆にみんなが落ち着いていれば無理に急ぐこともない。そういった周囲の空気が、意識しないうちに自分のペース配分を助けてくれていたんだと思います。でもリモートだと、誰も急かしてくれません。今日やるべきことも、明日に回すことも、良くも悪くも全部自分の判断次第です。
最初のうちは、この自由さに戸惑いました。締め切りが遠いタスクほど後回しにしてしまい、気づけば期限直前でバタバタする、ということもありました。誰かの目がないと、人はここまで先延ばしにできるんだと自分でも驚きました。「明日やればいいか」という判断が積み重なると、あっという間に一週間が経ってしまうんです。
そこで取り入れたのが、"タスクを小さく分解して、毎日終わりに次の日の分を決めておく"というやり方でした。大きな締め切りだけを見ていると、まだ余裕があると錯覚して先延ばしにしがちですが、「明日やること」まで小さく決めておくと、朝から迷わず動けるようになります。何をすればいいか考える時間そのものが減るので、結果的に一日の集中できる時間も増えました。
もう一つ意識したのは、"終わったことを可視化する"ことでした。やることリストを消していく作業は単純ですが、進んでいる実感を自分に与えてくれます。誰かに褒めてもらえるわけではない分、この小さな達成感を自分で作りにいく必要があるんだと感じています。
自己管理は才能ではなく仕組みだと思うようになりました。意志の強さに頼らず、仕組みで自分を動かす方が、結果的にずっと楽です。