社内マルチエージェントAIアシスタントを構築した話
Conversant Technologyで、サービスデリバリーの仕事と並行して、社内向けのマルチエージェントAIアシスタントを自分で設計・構築し、運用しています。
きっかけは単純で、リサーチ、コーディング、文章作成、運用、サポート、デリバリーといった業務が日々発生する中で、それぞれを専門化したエージェントに任せられないかと考えたことでした。今は8体の専門エージェントが1つの対話型オーケストレーターの下で連携し、Microsoft Teams上の独自ボットを窓口として動いています。処理の受け渡しは明示的かつ追跡可能な形にしており、誰が何を判断したかを後から確認できるようにしています。
技術的に一番力を入れたのは、Jira/Confluence、Zoho Desk、Microsoft Graphとの連携部分です。いずれも最小権限・読み取り中心の設計にし、プロンプトインジェクション対策として、テナント固定のJWT検証やID許可リスト、人間によるダブルチェック、送信不可のメールボックス設定など、多層的な防御を組み込みました。AIエージェントを業務に組み込む上で、便利さと安全性は両立させるべきだというのが自分の考え方です。
サービスデリバリーの現場で培った「運用に耐える設計」への意識が、そのままAIシステム構築にも活きていると感じています。