双子として生きるということは、人生の中にもう一人の自分がいるということ。
私にとって姉は、一番の理解者であり、一番傍にいて欲しい人です。
幼稚園から大学までずっと一緒だった私たちは、周りからよく「仲が良いね」と言われてきました。
自分たちではあまり自覚がなかったけれど、周りからそう見えるのなら、本当に仲が良く見えるのだろうな、と今では感じています。
もちろん、双子だからこその葛藤もありました。
大学受験の時、別の学科を受けていた姉は面接で合格をもらい、私は不合格でした。
家族も私を気遣ってしまい、姉をお祝いをしつつもどこか微妙な空気が流れる。
あの瞬間、周りと「比較されること」が、たまらなく嫌でした。
だけど、すぐ傍に私を鼓舞してくれる存在がいたからこそ、私は諦めずにデッサンの試験を乗り越え、合格を掴み取ることができました。
二人揃って同じ大学に入学できたあの瞬間が、人生の中で一番嬉しかった出来事です。
目まぐるしい日々の中、見つけた「転機」
大学卒業後は、デザインを活かせる会社へ就職しました。しかし、初めての社会人経験、目まぐるしい業務、そして特殊な環境に、私の心と身体はついていきませんでした。
その後、今のITという場所に落ち着きましたが、どこかで「まだまだ自分は中途半端だ」という思いが消えませんでした。これまでの私はどこか行動力に欠けていて、ただ目の前の仕事をして、趣味を楽しめればそれでいい、そう思って生きていたからです。
そんな私の人生に、ある日大きな転機が訪れます。
趣味が高じて、大好きなゲームに出演されているとある声優さんから、なんとイラストの依頼をいただいたのです。プロモーション用のイラストを制作し、
さらにその大好きなゲームをきっかけに、初めて海外の現地にまで足を運びました。行動力のなかった私が、海の向こうまで飛び出したのです。
私の「やりたい!」の隣には、いつも姉がいました。
振り返ってみれば、私が「ここに行きたい!」「これをやりたい!」と声を上げた時、いつも隣で「いいじゃん」「行こうよ」と背中を押してくれたのは、姉でした。
今でも私たちは一緒に暮らしています。
私の一番の理解者が、当たり前のように私の人生の一部になってくれています。
これまでは特に明確な目標を持たずに生きてきたかもしれない。だけど、この転機を経て、私は仕事も趣味も妥協せずに全力で謳歌したいと思うようになりました。
これからも、二人で互いを鼓舞し合いながら、何事にも恐れずに挑戦していきたいです。