正直に言うと、大学の授業よりも独学で学んだことの方が多いです。
スペインのバルセロナ自治大学で情報工学を学び、専攻に選んだのはAI・機械学習でした。ChatGPTもLLMブームも存在しない時代です。「AIを専攻して何になるの?」と言われることも珍しくありませんでした。それでも、コンピュータ自身が判断し学習していく仕組みに惹かれて、理論と実装に没頭しました。
ただ、本当に力がついたのは授業の外です。動くものを作って、壊して、調べて、また作る。その繰り返しの中で気づいたのは、知識の量ではなく「分からないことを自分で調べて前に進む力」がエンジニアの武器だということでした。これは今もまったく変わっていません。
もう一つ、人生を変えたのは日本でした。
きっかけは、大学の日本文化・アニメ同好会「Otaku UAB」です。そこから東京に移住するまでは、決して短い道のりではありませんでした。日本語学校に通い、JLPT N1を取得し、仕様書もコードレビューもすべて日本語という現場で開発を続けています。外国人にとって簡単な環境ではありませんが、「とりあえずやってみる」を選び続けた結果が今につながっています。
そして今、あの頃学んだAIが、ようやく時代に追いつきました。
LLMのおかげで、個人でも本格的なAIプロダクトを作れる時代になりました。いま開発しているのは、推し活ファン向けの「推しスキ」です。ライブや特典会の予定を管理するアプリで、告知画像やURLをAIに読ませるだけで日時と会場が登録されます。ほかに、今期アニメの配信スケジュールを管理する「PaoPaoAnime」も動かしています。
どちらも、企画・実装・デザイン・集客まで一人でやっています。東京から build in public で、うまくいったこともいかなかったことも公開しながら進めています。大学で学んだAIの基礎が、ここにきて土台として効いているのを日々実感しています。
これから一緒に働きたい方へ
技術はあくまで手段で、本当に作りたいのは「ユーザーに直接届くプロダクト」です。企画から実装、そしてグロースまでを一気通貫で担える環境や、消費者向けAIに本気で取り組むチーム・ファウンダーの方とお会いできたら嬉しいです。