仕事を通じて身についたのは、カメラ技術より傾聴力だった
Photo by Chris Weiher on Unsplash
こんにちは!増本慎也です。
カメラマンとして活動を始めた頃は
「どうすればもっと上手く撮れるか」ということばかり考えていました。
構図やライティング、機材の使い方など、技術を磨くことが
仕事の質を高める近道だと思っていたからです。
もちろんその考えは今でも間違っているとは思いません。
しかしさまざまな現場を経験する中で、それ以上に大切なものがあることに
気づきました。
それが「傾聴力」です。
広告撮影でも、ポートレート撮影でも、企業のプロフィール撮影でも
目の前にいる相手にはそれぞれの想いや背景があります。
その想いを理解しないままシャッターを切っても、本当に伝わる写真にはなりません。
私は撮影前の打ち合わせや何気ない雑談の時間をとても大切にしています。
どんな仕事をしているのか。何を大切にしているのか。
どんな雰囲気の写真を求めているのか。
そうした話をじっくり聞くことで
相手自身も気づいていなかった魅力が見えてくることがあります。
不思議なことにしっかり話を聞けた現場ほど、自然な表情や空気感が写真に表れます。
技術だけでは引き出せないその人らしさが写る瞬間に立ち会えることが
この仕事の醍醐味だと感じています。
また傾聴する姿勢は撮影だけでなく、チームで仕事を進める場面でも
大きな力になります。クライアントやデザイナー、ディレクターなど
それぞれの考えを理解しながら一つの作品を作り上げることで
完成度は大きく変わります。
写真は一人で完成させるものではありません。
多くの人との信頼関係の中で生まれるものです。
だからこそ私は、これからもカメラの技術を磨くだけでなく
人の話に耳を傾ける姿勢を大切にしていきたいと思っています。
その積み重ねが写真の質だけでなく、人とのつながりや仕事そのものの価値を
高めてくれると信じています。