はじめまして。中国出身で、現在は茨城大学大学院理工学研究科情報工学専攻の修士2年生です。2027年3月に修了予定で、現在は開発エンジニア職を中心に就職活動を進めています。
中国では、Java、Spring Boot、MySQLを用いたバックエンド開発に携わり、現在は大学院でPythonやMATLABを使用したデータ処理、機械学習、実験システムの自動化に取り組んでいます。
これまでの経験を通して、私は新しい技術を使うこと自体よりも、利用する人が抱えている課題を理解し、実際に役立つ仕組みとして形にすることにやりがいを感じてきました。
業務上の不便から始まったプログラミング
プログラミングに興味を持ったきっかけは、経理として働いていたときの業務改善でした。
当時は、入金確認や領収書・請求書の発行、銀行口座の入出金確認などを担当しており、毎日多くの財務データを処理していました。繰り返し作業が多く、より効率的に進められないかと考え、JavaScriptを学びながらデータ処理を自動化するスクリプトを作成しました。
その結果、作業時間と業務負担を減らすことができました。自分が作ったプログラムによって、実際の仕事が便利になることに面白さを感じたことが、その後エンジニアを目指すきっかけになりました。
中国で経験したバックエンド開発
その後、プログラミングスクールでJavaやデータベース設計を学び、飲食店向けクーポン管理システムの開発に携わりました。
このシステムでは、ユーザーへのクーポン配布や利用履歴を管理しており、私はクーポンの在庫管理と利用履歴管理を担当しました。JavaとMySQLを使用し、在庫データや履歴データの処理ロジックを実装しました。
その後、病院向けの医療情報システムを開発する会社で、バックエンドエンジニアとして社内用プロジェクト管理システムの開発を担当しました。
Java、Spring Boot、MySQLを使用し、ログイン、パスワード変更、ユーザー検索などのユーザー管理機能に加え、出張中のメンバーが作業内容や進捗を報告できる業務報告機能を開発しました。
この経験から、開発ではコードを書くことだけでなく、利用者の業務内容や、どのような場面で機能が使われるのかを理解することが重要だと学びました。
大学院で取り組んだ実験システムの自動化
現在、大学院では、ミリ波レーダ信号を用いて建物材料内部の空隙を検出する研究に取り組んでいます。
研究では、複数の材料について、距離や角度などの条件を変えながら大量のRF信号を取得する必要がありました。当初は装置を手動で調整していましたが、測定に時間がかかり、操作ミスも起こりやすいという課題がありました。
そこで、オープンソースの回転台を参考にしながら、研究室の設備に合わせて調整し、MATLABを用いてVNA装置、3Dフレーム、回転台を連携させる自動測定システムを構築しました。
測定条件を設定すると、装置の移動、角度の変更、RF信号の取得、データの保存までを自動で実行できる仕組みです。このシステムによってデータ収集を効率化でき、現在も研究室のほかの研究で利用されています。
また、取得したRF信号の前処理やデータセット作成、PythonとPyTorchを用いた深層学習モデルの実装・評価にも取り組んでいます。RF信号を用いた材料識別に関する共同研究「RF-MatID」は、機械学習分野の主要国際会議であるICLR 2026に採択されました。
チームで使われる仕組みをつくる
研究室では、実験データや資料の保存方法がメンバーごとに異なり、必要なファイルを探しにくいという問題もありました。
そこで、複数のオープンソースのファイル共有サービスを比較し、容量、操作性、管理のしやすさを検討したうえで、研究室のサーバーにSeafileを導入しました。メンバー全員のアカウントを作成し、利用方法も共有しました。
現在は研究データや資料の共有基盤として定着しています。自分が作成・導入した仕組みが、自分だけでなくチーム全体に継続して使われていることに、大きなやりがいを感じました。
また、大学院の実践科目では、大学生のランニングを促進するWebアプリのチーム開発にも参加しました。地図を用いたランニング記録、ランキング、クーポン管理などの機能開発を通して、メンバーと相談しながらサービスを形にする経験を積みました。
目指している開発エンジニア像
今後は、これまでのバックエンド開発経験と、大学院で培った課題発見・解決力を活かし、ユーザーや顧客の業務課題を解決できる開発エンジニアになりたいと考えています。
特に、自社サービスやSaaSなど、ユーザーの声をもとに継続的に改善していくプロダクト開発に関心があります。チームのメンバーと意見を共有しながら、使いやすく、長く信頼されるサービスをつくりたいです。
これまでの開発経験を活かし、担当する機能の目的や使われ方を理解したうえで、責任を持って実装・改善できる開発エンジニアを目指しています。また、利用者の困りごとに気づき、新しい機能や改善案を自ら提案できるようになりたいと考えています。
現在、2027年3月の大学院修了後の入社に向けて、日本で就職活動を進めています。これまでの経歴や取り組みについては、プロフィールに詳しく記載しています。ご関心をお持ちいただけましたら、ぜひプロフィールをご覧いただき、メッセージをお送りいただけるとうれしいです。