イラストレーターがウェブの専門家を名乗るようになった理由
私がフリーランスになったとき、その時はイラストレーターとしてでした。今は、ウェブサイトをどう事業や商売に活かすか、というところの専門を名乗っています。
これは、なんでそうなったのか? というストーリーです。
それはイラストからデザインへ単に興味が変遷したという意味ではなくて、もうちょっと深い理由があります。
東京へアナログ営業しにいくのがつらかった
当時は今よりもう少しアナログな時代でした。イラストレーターの主な取引先は、今もそうですが、出版関係です。出版社の大半は東京にあります。私は関西在住です。営業をどうするのかが問題でした。
フリーランスになる前の職場がイヤすぎて貯金できずに辞めてしまったので、東京へ移住することもできないし、直接行って営業行脚をするのもたまにはいいけど、頻繁にやるのはつらい。
とりあえずそういう情けない状態でした。
ウェブサイトで仕事依頼がきた体験
片っ端から電話営業したこともありました。打率は意外と悪くなかったですが、精神的に堪える場面もありました。
それで、ウェブサイトを作ることにしました。大学でMacに出会ってから、CGIなどに興味を持って、ちょっとしたスキルはあったのです。
それからしばらくして、ウェブサイトに設置した問い合わせフォームから仕事の依頼の依頼が来るようになりました。これが「ウェブサイトを商売に活かす」という体験の原点です。
イラスト制作はB to Bだ
ただ、うまくいくようになるまでには色々と紆余曲折がありました。とにかくその頃のイラストレーターの個人サイトといったら、オタクの内輪ノリ全開で、個人的なプロフィールを書いたり、とにかくイラストを鑑賞してもらう、個人的なギャラリーさながらのものでしたから。
私はウェブサイトの作り方というものを勉強するようになり、そこで「B to C」「B to B」という概念をはじめて知りました。
イラスト制作は、専門サービスを出版社や制作会社に提供する仕事なので、事業の形としては to Bです。
そこで、企業のオンラインマーケティングを真似て、ウェブサイト上での資料請求やブログ、メールマーケティング的なものなどを活用してみた結果、おかげさまで、いくつかの名の知れた企業からイラスト制作のご依頼をいただくことになりました。
綺麗なデザインの画面ではなく、事業に活かすウェブサイトを
以上が、私がB to Bのウェブ活用に今も一番興味を持っている理由です。
単に綺麗なデザインの画面を作るのではなく、ウェブサイトそのものをどう仕事や事業に活かすか、それこそが大事だと思っています。それは以上のような体験があったからです。
今でも、多くのクリエイターは (私もそうでしたが) 友達や個人向けにばかりアピールをしたり、見た目重視の自己満足的なウェブサイトを作ってしまいがちです。また企業も、ウェブサイトはあっても、さほど事業の役に立てていないケースもまだまだたくさんあります。
ウェブサイトをもうちょっとちゃんと活かすことは、きっとできると思います。ぜひ活用したいな〜、とお考えの方、コンタクトをいただければ嬉しいです。