「受講生」から「講師」へ ― 就労移行支援で見つけた、自分の活かし方
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就労移行支援のDキャリア豊橋オフィスに通い始めたとき、自分はただの「受講する側」でした。
ライフスキルコース、ワークスキルコースと進む中で、周りの訓練生がパソコン操作に苦戦しているのを見て、ふと思ったんです。「自分なら、これをわかりやすく教えられるかもしれない」と。
専門学校時代、Microsoft Office Specialist Masterという資格を取る過程で、同級生にExcelやPowerPointの使い方をよく教えていました。あの頃の「伝えて、相手が『わかった!』と言ってくれる瞬間」が好きだったことを思い出しました。
そこで、自らイベント計画書を作成し、支援員に提案。「パワーポイントの技術を磨こう」というワークショップを企画・実施しました。
事前アンケートで参加者のレベルを把握し、午前は座学、午後は実習、最後に発表という流れを設計。カラーパレットの資料も自作して配布しました。終わった後、参加してくれた訓練生から「わかりやすかった」と言ってもらえたのが、本当にうれしかった。
その後、「データベース×口頭メモ力」の授業も企画し、台本やグループワーク問題も自分で作成。受講生として通っている場所で「教える側」に回るという、少し不思議な経験をしました。
支援員からは「向上心があり、業務改善の案を積極的に出してくれる」「自然とグループの中心になる存在」という評価をいただきました。
この経験を通じて気づいたのは、自分の強みは「スキルを持っていること」そのものではなく、「それを人にわかりやすく伝えられること」だということです。
Office Masterの資格も、プログラマーとしての経験も、保険営業で培った説明力も、すべてが「教える」という軸でつながっている。今はAIツール(ChatGPTやCursor IDE)の活用も独学で進めていますが、これもいずれ「AIに詳しくない人への橋渡し」として活かしていきたいと考えています。
躊躇せず、とりあえずやってみる。その積み重ねが、自分のキャリアを少しずつ前に進めてくれていると実感しています。