2,000曲以上のLo-Fiカタログを、企業・ブランド向けのライセンス事業へ発展させた4か月
この4か月、Nanashino-chanでは、2,000曲以上のオリジナルLo-Fiカタログを「配信して聴いてもらう音楽」から、企業やブランドが映像制作に活用できる音楽ライセンス事業へ発展させる取り組みを進めてきました。
音楽を作るだけでは、企業には届けられない
これまでは、YouTubeやApple Music、Spotifyなどを通じて、作業・勉強・リラックス向けのLo-Fi音楽を発信してきました。
活動を続ける中で、Nanashino-chanの楽曲が、海外企業のイメージ動画、商品紹介、インテリア、ファッション、ライフスタイル関連のSNSコンテンツなどで使用される機会が増えてきました。
現在までに、Instagramでは2,500件以上の公開Reelsで楽曲が使用され、Shazamの累計検索回数も4,500回を超えています。
一方、企業が楽曲を正式に使用するには、楽曲そのものだけでなく、次のような情報や仕組みが必要です。
* 商用利用できる範囲
* 使用できる媒体と期間
* 広告や企業アカウントでの利用条件
* 著作権・原盤権の管理状況
* 利用を証明するライセンス文書
* 料金と問い合わせ方法
良い音楽を制作して配信するだけでは、企業の担当者が安心して選べる状態にはなりません。
そこで、この4か月は「楽曲制作」よりも、企業が検討・確認・契約しやすい環境の整備に多くの時間を使いました。
2,000曲を「選べるカタログ」へ
Nanashino-chanでは、2,000曲以上のオリジナルLo-Fi楽曲を管理しています。
ただし、曲数が多いだけでは、企業にとって使いやすいカタログにはなりません。
企業動画、商品紹介、広告、SNS、店舗イメージ、プレゼンテーションなど、使用目的によって求められる音楽は異なります。
そのため、楽曲を雰囲気や用途ごとに整理し、必要な音楽を探しやすくするためのWebページを制作しました。
また、Apple MusicやSpotify、YouTube Musicなどの主要DSPで公開されている音源を確認できるようにし、各音源に付与されたISRCによって、使用候補となる録音物を識別しやすい状態にしています。
※ISRCは音源を識別する国際標準コードであり、それ自体が著作権の証明になるものではありません。
商用ライセンスの仕組みを整備
企業・ブランド向けには、利用目的に応じて選択できるライセンス体系を整えました。
* 企業やクリエイターの動画で利用する商用ライセンス
* 広告や期間限定キャンペーン向けの同期ライセンス
* 利用媒体や期間を拡張する追加オプション
* 利用範囲を記載した正式なライセンス証書
* プロジェクト規模に応じた個別相談
企業が楽曲そのものを買い取って所有しなくても、必要な用途と期間に応じて、正規の許諾を得て使用できる仕組みです。
楽曲の所有には、制作費だけでなく、配信、権利確認、無断使用への対応、データ管理など、継続的な業務負担が伴います。
明確な条件のもとでライセンスを利用することは、企業が音楽管理の負担を抑えながら、ブランドに合う音楽を導入するための選択肢になります。
音楽制作からWeb・SEO・権利設計まで
今回の取り組みでは、音楽制作以外の部分も自分で構築しています。
GitHub Pagesを利用した公式サイトの運営、HTML・CSS・JavaScriptによるページ制作、SEO設計、コンテンツ管理、利用事例の整理、ライセンス条件や料金体系の設計まで、一つのプロジェクトとして進めてきました。
この経験を通じて、音楽を事業として届けるためには、制作能力だけでなく、権利、Web、検索、販売、信頼性を一体として設計する必要があると実感しています。
今後について
今後は、企業、ブランド、広告代理店、映像制作者が、目的に合う楽曲をさらに探しやすくなるように、カタログとWebサイトの改善を続けます。
また、海外での公開使用事例や実際のニーズを分析しながら、企業が安心して利用できるライセンスモデルを整備していく予定です。
2,000曲以上の音楽を「作った実績」で終わらせず、企業やブランドが活用できる価値へ変えていくことが、現在のNanashino-chanの取り組みです。
公式サイト
https://nanashino-chan.github.io/site
商用音楽ライセンス
https://nanashino-chan.github.io/site/licensing.html
企業・ブランドによる公開使用事例
https://nanashino-chan.github.io/site/works.html