日本画「デイドリーム 」F150
■【基本情報】
• サイズ:F150号 (227.3 x 181.8 cm)
• 技法:日本画
• 素材:岩絵具、銀箔、膠、和紙
■研究テーマ:デイドリーム
■研究背景:自分の心を直視する
今回は部屋という画面を描いています。これは自分の心です。
■研究目的:
部屋の中の象は、誰もが認識しているけれど、あえて触れないようにしている
問題や話題を指します。この表現は、問題が大きくて目立つにもかかわらず、
誰もがそれについて話すのを避けている状況を描写しています。今回自分の心
の中に存在している象を描いて、心の考えを重視して自分の心を直面したいで
す。
木馬と金魚は私の子供の頃の思い出で、今回のメインも金魚です。窓の下の金
魚はガラスの水槽に飼われており、無形の足かせがあるかのように、日常生活
のいたるところに存在する無形のルールを表現するためのものです。部屋の床
は白黒の正方形で、私の心の中のこの世界に対する見方を象徴しています。黒
と白だけ見えまました。しかし、実際には灰色の部分も多いということがだん
だん認識しました。絵の中央にはひっくり返った金魚鉢が流れてきて、画面全
体に存在しています。これは自分の心の中の考えが打ち破られて新しい考えが
生まれ、新しい生活が始まることです。
■研究方法:
窓の背景は墨流れでやります。色々な紙を実験しました。象の部分は揉み紙や
盛り上げなどを実験します。床の白い部分は箔を貼ります。今回の作品は少な
い色で表現することを挑戦します。
■素材への探究心:石を砕き、色を作る
本作で使用した岩絵具の70%は、既製品ではなく、私自身が河原で拾い集めた石や購入した原石を砕き、手作業で研磨して制作した自製絵具です。天然の石が持つ独特の深い色彩と、粒子一つひとつの不均一な質感を追求することで、画面に圧倒的な「物質感」と「奥行き」を与えています。
■ 物理的な実行力
F150号(227.3 x 181.8 cm)という大規模なキャンバスと向き合い、膨大な時間をかけて素材を生成し、描き切った経験は、大規模な空間装飾やプロジェクトを完遂させるための「物理的な実行力」と「忍耐力」の証でもあります。