開発中に、ふと気づいた。
AIがファイルを読んでいる。.envを。APIキーが書いてあるあのファイルを。
悪意はない。ただ、指示に従って作業を進めていただけだ。でもそのとき、背筋が冷たくなった。「これ、漏れてたら終わってたな」と。
「気をつける」では足りない
最初は「AIに読ませるファイルを気をつけよう」と思った。でもすぐに限界に気づく。
気をつけるのは人間だ。人間はミスをする。ルールは破られる。AIが賢くなればなるほど、意図せず深いところまでアクセスするリスクは上がる。
必要なのはルールではなく、構造だと思った。
3つのOSSを作った
そこから、「そもそも存在しない状態を作る」をコンセプトに開発を始めた。
AI-Sandboxは、AIをDockerコンテナの中で動かし、.envや秘密鍵をファイルシステムレベルで隠す開発環境テンプレートだ。AIから見えない場所に置く。見えなければ読めない。
HostMCPは、コンテナ内のAIがDocker Socketを持たずに他のコンテナを操作できる仕組みをGoで作った。ホワイトリストと承認制で、AIができることを構造的に絞る。
SandboxMCPは、AIが使えるツールを自動で発見・実行するMCPサーバーだ。ファイルを置くだけでAIが道具を選んで使えるようになる。
AIセキュリティ、まだ本気で考えている人は少ない
AIを使った開発が当たり前になってきたと言われているが、現場を見ると、まだAIツールをPCに直接インストールして使っているところが多い。コンテナ分離もなく、権限管理もなく、「とりあえず動いている」状態だ。
セキュリティリスクへの意識以前に、安全な使い方そのものがまだ広まっていない。だからこそ、このOSSを通じて「構造で防ぐAI開発」を広めていきたいと思っている。
こんな仕事をしたいです
AIエージェントを実際のプロダクトに組み込みたい、でも安全性が不安というチームと一緒に働きたいです。バックエンド(Go / PHP)やiOS(Swift)の開発も得意なので、AIまわりだけでなくプロダクト全体を見ながら動けます。週3〜5日・フルリモートで対応可能です。