見えない価値を、社会の「当たり前」の共感へ
BtoB企業の技術やサービスは、生活者の目には見えにくいものです。しかし、その技術こそが社会の「当たり前」を支える重要なインフラです。
私は、その隠れた社会的意義を言語化し、生活者の共感や行動変容へと繋げる「橋」を架けることを、PRパーソンとしての使命としています 。
「命を繋ぐ」現場で学んだ、合意形成のむつかしさ
これまで医療や水道インフラといった、社会的影響力が大きく、かつ利害関係が複雑な領で10年以上の広報キャリアを歩んできました 。
約21年間在籍した日本骨髄バンクでは、約9年間、広報担当者・責任者として医療・行政・ボランティアなどという多岐にわたるステークホルダーとの折衝を担いました 。
異なる立場にある人々を「社会課題の解決」という一つの目的に向かって結びつけようとした経験は、私の広報スキルの確かな土台となっています 。
一方で「ドナー登録者の拡大」という最重要課題に対してコミットできなかった責任も痛切に感じています。「どうすればドナー登録につながるのか」ではなく、「登録を阻む要素は何なのか」と視点を変え、相手の不安や心の揺れに寄り添う思考ができなかったことを今でも悔やんでいます。
以後、単なる情報発信に留まらず、対象の行動変容から逆算したコミュニケーション設計を大切にしています。
埋もれた技術を、事業成長の「武器」に変える
現在は東亜グラウト工業/アイスピグ研究会にて、水道管路の老朽化に寄与することが可能な「アイスピグ管内洗浄工法」という特殊洗浄技術の普及啓発を担当しています 。 志人口減によりますます深刻化する社会課題に対し、自社の技術を「課題解決のツール」として再定義し、認知拡大を図る一方、「拡販の意義」を核とするインターナルコミュニケーションにも取り組んできました 。
報道価値を軸にしたメディアリレーションズへの転換により、業界紙を中心に20件以上のパブリシティを獲得 。さらにデジタル領域の改善や営業現場との連携を深めた結果、受注件数の前年比40%増という状況を、PRの立場から後方支援することができました 。
PRパーソンとして、常に謙虚に。「最新の視座」を持ち続ける
前職での失敗を糧に、3年前からPRの体系的な学び直しを継続しています。PRSJ認定PRプランナー資格の取得だけでなく、IRプランナー講座受講やTOEICスコア800超えなど、50代を迎えても常に新しい知識を吸収し、それを即座に実務へと落とし込む姿勢を貫いています。
この先やってみたいこと。「いつか」ではなく「いま」
企業の事業拡大を加速させるだけでなく、社会の意識変化や行動変容を起こすPRを実装すること、これを目標としています。
これまでの経験で培った「守りの広報(リスク管理)」と、新たな学びと「ひとり広報」で磨いた「攻めの広報」を掛け合わせたコーポレートPR、ブランディングを設計し、持続可能な企業価値の向上に貢献したいと考えています 。
BtoB企業の持つ底力を、社会の幸福に繋げるための強固な「橋」を、志を共にするチームと共に架けていきたいです。