2024年9月、体重が約100kgあった私は、食事を記録し、食べる量を調整する生活を始めました。2025年5月ごろには、約65kgまで体重が落ちていました。
その間も、唐揚げやチャーハン、チーズケーキは食べていました。好きなものを食べつつ、量は考える。その調整を支えていたのが、食事と体重を記録する表計算のシートです。
このシートで使っていた方法を、あとからアプリにしたのがCalTrackerです。減量後も、体重の維持や健康管理のために使い続けたい。その思いから、自分の生活に合わせた道具を作りました。
食べたものを記録して、次に食べる量を考える
表計算でやっていたのは、摂取カロリーと実際の体重の変化を並べて見ることです。どのくらい食べて、体重がどう動いたのか。そこから自分の消費カロリーの目安を逆算し、目標や、これから食べる量を調整していました。
一度決めた目標も、実際の変化を見れば考え直せます。食事の記録が、次に何をどのくらい食べるかを考える材料になる。そこに、記録をつける意味を感じていました。
私は、こうして数字を見ながら、自分なりの見通しを立てるのが好きです。食べたいものと目標の両方を考えて、量を決める。チーズケーキを食べることと、体重を管理することを、一緒に考えられるところが自分には合っていました。
表計算で使っていた方法を、アプリへ
CalTrackerにも、元のシートで使っていた計算方法と記録の流れを取り入れました。食品を検索して食事を記録し、よく食べるものは登録しておけば次からも使えます。日々の摂取量をまとめ、体重とカロリーの推移を確認できるようにしました。
今のアプリでは、当日を除いた直近30日分の食事記録から、平均摂取量を求めます。体重は、期間が重ならない前後二つの30日間でそれぞれ平均を取り、その差と摂取量から消費カロリーの目安を計算します。さらに、月にどのくらい減らしたいかという目標をもとに、一日の摂取目標を出す仕組みです。
消費カロリーは、あくまで記録からの推定です。体の代謝を直接測っているわけではないので、自分の変化を考えるための目安として扱っています。また、必要な食事や体重の記録が足りないときは、一日の目標まで自動で計算するための条件がそろいません。何の記録が足りないかも、画面で確認できます。
繰り返しの計算をアプリに任せ、その結果を見て次を考える。表計算から残したかったのは、この「記録する→計算する→振り返る→調整する」という流れでした。
自分の生活に合わせた、小さな仕組みづくり
アプリの開発では、コードや画面の実装の多くをAIに助けてもらっています。私が持ち込んだのは、表計算で使っていた方法と、「食事や体重の記録を、その後の調整につなげたい」という具体的な目的です。それを、使い続けられるアプリの形にしていきました。
自分が生活の中で試していたことが、一つの道具になった。この取り組みで面白かったのは、そこです。繰り返しやることがあれば、記録を残し、次にも使える形にしたくなる。唐揚げやチーズケーキを食べる日常にも、その関心はつながっていました。
CalTrackerは、減量中に表計算で続けていた工夫を、その後の生活にも持ち込むために作ったアプリです。
作品の概要は、個人サイトにもまとめています。