怪我をきっかけに理学療法士へ。予防医療を広げたい理由
原点は、高校時代の怪我でした
私が理学療法士を目指したきっかけは、高校時代の怪我です。
当時、アメリカンフットボール部に所属していた私は、引退を目前に控えた大切な時期に膝の靭帯を損傷しました。
懸命にリハビリに取り組みましたが、最後の大会を万全の状態で迎えることは叶いませんでした。
思うように体が動かないもどかしさや、フィールドに立てない悔しさは今でも忘れることができません。
その経験を通して強く感じたのは、「体が思うように動くこと」は決して当たり前ではないということでした。
そして同時に、「同じような思いをする人を少しでも減らしたい」という気持ちが芽生えました。
この出来事が、理学療法士という仕事を志す原点となっています。
医療現場で感じた「予防」の大切さ
2008年に理学療法士の資格を取得して以来、急性期・回復期・在宅といった医療現場で多くの患者様と向き合ってきました。
子どもから高齢者まで、さまざまな世代の方のリハビリテーションに携わる日々です。
臨床の現場で働く中で、強く感じるようになったことがあります。
それは、「もっと早く知っていれば防げたかもしれない」というケースの多さでした。
体の使い方、生活習慣、運動習慣、栄養。
ほんの少しの知識や習慣の違いが、将来の健康に大きな影響を与えることを何度も目の当たりにしてきました。
医療はどうしても「不調が起きてから関わること」が多い領域です。
しかし本来は、不調になる前から支えることができれば、もっと多くの人の健康を守ることができるのではないか。
そんな思いから、私は次第に予防医療という考え方に強く関心を持つようになりました。
子どもの誕生が、価値観を変えた
もう一つ、私の価値観に大きな影響を与えた出来事があります。
それは、自分の子どもが生まれたことです。
子どもが生まれてから、「次の世代の未来」について考える機会が増えました。
自分の子どもだけでなく、世界中の子どもたちが健康で、自分のやりたいことに挑戦できる未来であってほしい。
そんな思いを強く抱くようになりました。
健康であることは、人生の可能性を広げる大切な土台です。
身体の不調が原因で夢や挑戦を諦めてしまう人が、一人でも減ってほしい。
その思いは、私が医療の仕事に向き合ううえでの大きな原動力になっています。
医療の知見を、もっと多くの人へ
理学療法士として患者様一人ひとりと向き合う中で感じたことがあります。
それは、1対1の支援にはどうしても届けられる範囲に限界があるということです。
もちろん、目の前の人を支えることはとても大切な仕事です。
しかし同時に、正しい知識や生活習慣の情報がもっと早い段階で届いていれば、救われる人はさらに増えるのではないかとも感じています。
その思いから現在は、理学療法士としての知識や経験を活かしながら、Webライティングやコンテンツ制作にも取り組んでいます。
専門性の高い医療情報を、一般の方にも理解できる言葉に「翻訳」すること。
それが、私がライターとして大切にしている役割です。
目指している未来
私が目指しているのは、
健康を理由にやりたいことを諦める人がいない社会です。
医療の知見とコンテンツの力を掛け合わせることで、予防医療や生活習慣に関する正しい情報をより多くの人に届けていきたいと考えています。
そしてその先に、子どもたちが自分の可能性を自由に広げていける未来があると信じています。
小さな発信かもしれません。
それでも、一人でも多くの人の健康や人生の選択肢を広げるきっかけをつくることができれば嬉しく思います。