今年いちばん予想外だった出来事は、ランキングではなく、一通のメールでした。
2026年8月16日、個人開発した睡眠サイクルアラーム「AirAlarm」をProduct Huntで公開しました。ありがたいことに、デイリーランキングでは一時2位まで上昇。この記事を書いている時点では6位です。学生が一人で作ったアプリが、世界中の新しいプロダクトが並ぶ場所でここまで上がるとは思っていませんでした。
01|AirAlarmチームは、実は一人です
ランキングを見ながら喜んでいたそのとき、さらに予想外のメールが届きました。
内容は「AirAlarmのプロダクトマネージャーとして参加したい」というもの。これまでの職務経験やプロダクトへの考え方とともに、きちんとした履歴書まで添付されていました。
ところが、AirAlarmチームは私一人です。会社はありません。オフィスも、プロダクトチームもありません。私はまだ学生で、自分自身も心から取り組みたい仕事を探している途中です。
そんな私のところに、まさか先に「入社したい」という人が現れるとは思いませんでした。しかも、経歴を読むと、その人は私よりずっとプロダクトマネージャーらしい。申し訳ないのですが、この一人スタートアップは、代表である私にもまだ給料を払えていません。
02|それでも、少しうれしかった
もちろん、この出来事はかなり不思議で、少し笑ってしまいました。でも同時に、うれしくもありました。
一人で作ってきたものが、誰かの目には「本当に存在するプロダクト」として映ったからです。「チームのある会社」に見えるくらい真剣に受け取ってもらえたことは、ランキングの数字とは別の手応えでした。
03|AirAlarmで変えたい朝
AirAlarmは、iPhoneとAirPodsで使う睡眠サイクルアラームです。
一般的なアラームのように一つの時刻を決めるのではなく、「この時間帯に起きたい」という起床ウィンドウを設定します。90分の睡眠サイクルを目安に、その範囲の中で比較的起きやすいタイミングへアラームを設定します。
寝る前には、雨、波、森、ファン、ホワイトノイズなどのサウンドを再生できます。Apple Watchは不要です。アカウント登録も広告もありません。睡眠記録は端末内に保存され、個人データを収集しません。
「固定された一分に突然起こされる朝を、少しだけやさしくしたい」。それが、AirAlarmを作った理由です。
04|一人で作ることと、次の仕事を探すこと
企画、デザイン、実装、テスト、紹介ページ、ユーザーからの問い合わせまで、AirAlarmではすべてを一人で担当しています。大変ですが、自分で考えた体験がプロダクトになり、誰かに届く瞬間はやはり面白いです。
私は今、個人開発を続けながら、自分が心から取り組みたい次の仕事も探しています。今回の出来事は、作ることを続けていれば、思いもしなかった出会いにつながることがあると教えてくれました。
プロダクトや個人開発に興味がある方、実際にAirAlarmを使って感想を伝えてくださる方がいたら、ぜひWantedlyでも気軽に話しかけてください。