佐保亜都夢|正解のない世界で“仮説を積み上げる”。データ分析に宿るクリエイティビティ
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Webマーケティングの現場に“絶対の正解”はありません。
日々変化するユーザー行動、流動的な市場環境。その中で成果を出すためには、
データから仮説を立て、検証し、改善していくプロセスを地道に繰り返すしか
ありません。
私はSaaSやBtoB領域で長くマーケティングに携わってきましたが、
数値の裏側にあるユーザー心理を探るこの“仮説の積み上げ”こそが、
マーケターのクリエイティビティだと思っています。
数字を追うだけでは見えてこない、文脈を読む力。それが成果に直結します。
ときには、CTRが高くてもCVRが伸びない。そんな矛盾にも、仮説を立てることで
突破口が見つかります。
「この導線は、本当にユーザーが求めているものに応えているのか?」
「CTAの言葉に共感はあるか?」そんな問いかけを積み重ね、改善の糸口を探します。
分析とは、ただ数字を眺める作業ではありません。それは、ユーザーとの
対話の始まりです。感情を想像し、行動を仮説立て、構造的に施策へと
落とし込んでいく。このサイクルが回るとき、マーケティングは“手応えある仕事”
になります。
だからこそ、私は「数字を見る力」と「人を想像する力」の両方を磨き続けたい。
仮説に根拠を、検証に粘りを。
そして、成果の先にあるクライアントの成長を支える存在でありたいと考えています。