店舗は地域の交差点─現場から見えた“リアルな地方創生”のカタチ─
店舗は、ただの“お店”ではない。
人と人、「交差点」だと僕は思っています。
現場から見えた“リアルな地方創生”の形を、CLOVERの挑戦とともにお伝えします。
■ 地方創生に“リアル”を取り戻すために
「地方創生」と聞くと、行政のプロジェクトや補助金施策をイメージする人が多いと思います。
でも、僕はそれだけでは本当の意味での“街づくり”は進まないと感じています。
本当の地方創生は、現場に立つ人たちの小さな挑戦の連鎖から始まる。
誰かの想いが形になり、そこに人が集まり、やがて地域の文化になっていく。
その原点にあるのが「店舗」だと思っています。
店舗は、ただモノを売る場所ではありません。
人と人、地域と想いが交わる**“交差点”**なんです。
この交差点に光が灯ると、街全体が自然と元気になる。
僕がCLOVERを立ち上げたのは、そんな“リアルな地方創生”を現場から広げたいと思ったからです。
■ 現場で気づいた“街が動く瞬間”
18歳で店舗施工の仕事を始めた頃は、「いい店をつくればそれで終わり」と思っていました。
でも、地方で出会ったある飲食店オーナーの言葉が僕の考えを変えました。
「この店は、地域の希望なんだよ。」
その店は、地域の人が集まり、会話が生まれ、イベントが育つ場所でした。
お店が“人のきっかけ”になることで、街全体に活気が戻っていく。
その姿を見て、「店舗づくりは空間ではなく、人の流れと心の温度をつくる仕事」だと実感しました。
この経験が、今のCLOVERの原点です。
■ 店舗が生み出す“地域のつながり”
CLOVERでは、店舗づくりを「地域の関係性をデザインする仕事」と捉えています。
オーナーの想いを中心に、地域との接点をどう生み出すかを考え抜く。
たとえば、高田馬場にあるアロマショップ「Nature(ナチュール)」では、
地元の農家やアーティストとコラボしながら、地域の香りや文化を発信しています。
また、新宿の「BISTRO CHURA」では、沖縄の食材と都市をつなぎ、
“島のストーリーを食で伝える場”として展開しています。
一つのお店が街の中で新しい循環を生む。
それが、僕たちが目指す“リアルな地方創生”です。
■ イベントもまた、もう一つの“店舗”
CLOVERでは、店舗づくりと並行して「地方創生イベント」の企画・運営にも取り組んでいます。
農業・飲食・スポーツ・ビジネス──
分野は違っても、共通するのは“人と地域をつなぐこと”です。
たとえば、地域産のクラフトビールをテーマにした交流会では、
地方のブルワリーと東京の飲食店オーナーが出会い、コラボ企画が実現しました。
僕にとって、イベントも“もう一つの店舗”。
人が交わり、夢やアイデアが生まれる場所です。
店舗とイベント、この2つの“場づくり”を通じて、地域のエネルギーを循環させています。
■ 店舗から街を、街から社会を元気に
僕たちCLOVERの仕事は、“店舗をつくること”ではなく、
**“人と街の可能性をつくること”**です。
店舗は、地域と人をつなぐ交差点。
この交差点から、出会いと挑戦の輪が広がり、やがて街の未来につながっていく。
これからも僕たちは、店舗・イベント・キャリア支援を通じて、
一人ひとりの「はたらく」と「生きる」に希望を届けていきます。
「店舗づくりは、街づくり。」
そう信じて、今日も想いを繋いでいきます。