🏢人と建物をつなぐ仕事──私がマンション管理の道を選んだ理由
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🏢人と建物をつなぐ仕事──私がマンション管理の道を選んだ理由
こんにちは。マンション管理コンサルタントの**木村智陽(きむら ともはる)**です。
1959年6月11日生まれ。
いまでは全国各地の管理組合さまを訪ね、運営支援や管理規約の見直し、大規模修繕のアドバイスなどを行っていますが、最初からこの仕事を目指していたわけではありません。
🔰現場で気づいた「建物の向こうにある人の暮らし」
若い頃は、建設会社で設備や修繕の現場管理に携わっていました。
完成した建物を見上げるたび、「これで人々の暮らしが始まるんだ」と感じる一方で、数年経つと別の現実が見えてきました。
きれいだった建物も、維持や管理が行き届かないと、どこか寂しげに見えるのです。
ある日、点検に伺ったマンションで、高齢の理事長さんにこう言われました。
「建物は直せても、人の気持ちはなかなか直らないね。」
その言葉が、私の胸に深く残りました。
建物を支えるのは“技術”ですが、暮らしを支えるのは“人の関係”。
この両方がうまく噛み合ってこそ、安心して住み続けられるマンションになる──。
そこから、私は「管理組合の支援」という道に踏み出しました。
🧭管理組合の“伴走者”として
それ以来、管理規約の見直しや運営改善、大規模修繕の合意形成など、全国の多様な現場に関わってきました。
どのマンションにも、それぞれの“物語”があります。
築年数も住民構成も違いますが、共通しているのは、**「よい環境を次の世代につなぎたい」**という思いです。
私は、そんな皆さんの思いに寄り添いながら、専門的なことをわかりやすく伝えることを大切にしています。
数字や書類だけでは見えない「人の温度」が、この仕事には欠かせないと感じています。
🌱これからの目標──「住み続ける力」を育てる
これからの時代、マンションの課題はますます多様化していきます。
老朽化、少子高齢化、空室問題、理事のなり手不足…。
けれど、どんな問題も「話し合い、学び合い、協力し合う」ことで、きっと解決への道は開けます。
私はその道のりを、一歩ずつ共に歩む**“伴走者”**でありたいと思っています。
オンライン相談にも対応しておりますので、全国どこからでもお気軽にご相談ください。
建物を守ることは、暮らしを守ること。
そして暮らしを守ることは、人のつながりを未来へとつなぐことだと信じています。