ニート、yotuberになる。~努力のきっかけ~
病気で大学を中退してから半年――。
「時間もあるし、前からやってみたかったYouTubeでも始めてみるか」と、なんとなく動画投稿を始めた。
テーマは趣味のカードゲーム『デュエル・マスターズ』のカード・デッキ解説。暇だったこともあり、どうせやるなら習慣化したいと思って毎日投稿を続けることにした。
少しずつ見てくれる人が増え、登録者が10人を超えたころ、「もっと多くの人に見てもらいたい」と感じ始めた。
見た目を整えたい一心で、字幕のフォントを変えたり、カットインなどの演出を学んで画面の印象を改善していった。
そうして迎えた4月中旬、ついに登録者が100人を突破。
学生時代、勉強も部活も周りについていけなかった自分にとって、それは初めての「努力が報われた」体験で、気づけば挑戦すること自体が楽しくなっていた。
しかし、6月に入り毎週の対戦動画投稿に挑戦したところ、キャパを超えてしまった。
不眠症の治療中にもかかわらず、2徹・3徹で編集をこなすうちに心身はボロボロに。
生活リズムを立て直すため、投稿を週1本に減らしたところ、応援してくれていた友人から「君にはがっかりだよ」と言われ、さらにやる気を失ってしまった。
結局、1か月ほど投稿頻度を落とすことになったが、編集負担の大きい対戦動画を減らすことで少しずつ余裕を取り戻し、再び毎日投稿を再開することができた。
現在はSEOライティングを学びながら、少しずつ単発の案件をいただけるようになっている。
そして今、学習を習慣化し、結果がすぐに出なくても継続できるようになったのは、間違いなくYouTube運営で得た成功体験のおかげだと感じている。
これからも「YouTubeの収益化」や「ネットショップの開設」といった大きな目標に向かって、一歩ずつ日々のタスクをこなしながら前進していきたい