コミュニケーションの一歩先へ
新卒で入社したのは家電量販店でした。その時は人と話すことが好き、PCやガジェットが好きというよくあるような理由で仕事を選びました。しかし、実際に仕事をしていると思うように商品が売れない現実が待っていました。もちろん、お客様とは話しているのですが、そこからの進展はあまりなく販売に至ってもあまり達成感を感じることはできませんでした。
そこから、先輩社員の話し方や立ち振る舞いを研究するとともに、コミュニケーションに関する書籍を読み、知識を習得することで、私の中で一つの答えを導きました。
それは、コミュニケーション能力=問題解決能力であるということです。「どうすれば商品を買ってくれるのか?」ではなく、「それは、本当に必要なのかどうか、お客様の真の目的は何なのか?」そういたことを意識できるようになってからは、商品の販売件数も増え、私あてに来店してくださるお客様も増えました。また、クレームの初期対応を任されたり、新人スタッフの研修担当になるなど、販売員としてはもちろん、それ以外の部分でも価値が高まった実感がありました。
その後、家電量販店を離れ、教育業界に進んだときもこの能力は私を支えてくれる力となりました。
安定を選ぶ
教育業界での仕事もやりがいを感じていましたが、子どもが生まれ、家庭環境が変わったことで自ずと安定思考になっていきました。そこで、9−18時勤務・土日祝休み・GW・年末年始休みといった、いわゆる「普通のサラリーマン」の地元企業に就職することにしました。
営業として入社後、会社の状況もあり、総務兼人事兼現場としての勤務になりました。人員不足の部分もありますが、それ以上に「コミュニケーション能力」を活かした問題解決に取り組む姿勢を上司が評価してくれてのことでした。
漠然とした焦燥感
会社員として働き始め約20年。今まで働いてきた全ての会社に対して、仕事内容、職場環境、給与などに対して不満はありませんでした。今もそうです。しかし、これからの人生このままでいいのかと漠然とした焦燥感を感じるようになりました。
今、自分を見つめ直しこれからの20年をどう過ごしていくのか。このままでいいのか。そう思ったときに、もう一度色んなことにチャレンジしたいという欲求が生まれました。
まず、最初に実行したのはダイエットでした。体は資本。健康でないと何事も始まりません。不摂生な食生活を改め、約4ヶ月で20kgの減量に成功しました。
そして、仕事をどうするのかと考えたときに、最初に出てきたのが「ライティング」でした。では、なぜライティングなのか。その背景を次のストーリーでお話ししています。
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