論理の探求
1.可視化と言語化
ビジネスを進めているとどうしても困難な難題にぶつかることがあります。 困難となっている理由は何かの要素が可視化できていないか、言語化できていないと理解しています。
・可視化できていないとは
可視化ができていないとは、Scopeから抜け落ちていたり、そもそも意識外にある事象で意外と過去の中で取り扱ったことのある内容だったりします。
課題を整理してみるとパズルの一つのピースが浮かび上がり、課題が可視化できると経験上思っています。意識してこの作業をするだけで、可視化できれば意外とスムーズに課題解決が進むことも多いと思っています。
・言語化できていないとは
言語化ができていないときは、事象や課題認識はあるが、表現できないときで、こちらも意外と簡単に解決できることが多いように感じています。 このときは、業界を飛び越えて同類の現象を探しに行き、類似した状態を見つけます。 また、複数の事象を組み合わせた表現で表せられるかを試行してみます。
今までのなかでほぼプロジェクトで躓いた時には上記のアプローチで流れを変えることができています。
当然ですが、可視化、言語化しても容易に解決できる保証はありません。
2.新規事業の成功とは
事業として新規事業の成果を求めてますが、何をもって成功とするか?
・選択肢の選定
新事業の企画を練っている中で複数事業を取捨選定しながら、市場や規模を調査・測定しながらしぼっていき、新事業を進めていくと思います。
また、PoCを行い、アジャイル開発で最短の効果測定を行ってきます。 しかしこのときに二つのことが起きます。
一つは効果測定を行う時期が早いか、測定項目が不適切な時があります。 こちらは、もし発生したとしても振り返りにより、元の道に戻れるので、前記状態と似ていて復活ができます。
・ピポットできるデータ収集
新規事業を進めていて、当初の計画通りに進めていたのに効果が想定と違うときには、どこまで戻るかを慎重に考え、ピポットすることに備えます。
このときに大切なのは、ピポットできる地点がどれだけ盤石であるのか、再度のビルドアップをすすめるのに耐えうる状態なのかの判断が重要と思っています。
ピポットはそれぞれのオーナーによって全然考えが違い、結果が出ずとももう少し進めてみたいと考えられる方もいますし、すぐにKPIが達成できていないのでピポットすると考えられる方もいらっしゃいます。
全体システムをアジャイルで構築するときには、測定可能なデータを可視化して意思決定者に判断に耐えうるノイズの少ないデータを提供できることが求められていると思っています