人生後半、品のある人がよく使う言葉
年齢を重ねるほど、
その人の魅力は、
服装や持ち物よりも、
言葉
にあらわれるように感じます。
同じ意味でも、
どんな言い方をするかで、
伝わり方は大きく変わります。
やさしく届く言葉。
空気を和らげる言葉。
相手を立てながら、
自分も大切にする言葉。
そんな言葉を自然に使える人には、
どこか品があります。
品とは、
飾るものではなく、
日々の言葉づかいの中に
にじむものなのかもしれません。
人生後半、
品のある人がよく使う言葉には、
共通点があります。
■ 言葉①「ありがとう」
いちばんシンプルで、
いちばん美しい言葉かもしれません。
してもらったことに対してだけではなく、
気にかけてもらったこと。
会えたこと。
一緒に過ごせたこと。
何気ないことにも、
「ありがとう」を添えられる人。
感謝の言葉を惜しまない人は、
まわりの空気までやわらかくします。
年齢を重ねるほど、
「ありがとう」が自然に出る人は
本当に魅力的です。
■ 言葉②「おかげさまで」
品のある人は、
自分の成果を
自分だけの力だと言い切りません。
「運がよくて」
「周りに助けてもらって」
「おかげさまで」
そんな言葉が自然に出ます。
そこには
謙虚さがあります。
そして、
人への敬意があります。
この一言には、
その人の生き方があらわれます。
■ 言葉③「無理なさらないでくださいね」
相手を気づかう言葉です。
頑張っている人ほど、
「頑張って」
より、
「無理しないでね」
のほうが
心にしみることがあります。
品のある人は、
励ますだけでなく、
相手の負担にも目を向けています。
やさしさは、
想像力なのだと思います。
■ 言葉④「それもいいですね」
否定から入らない人は、
空気がやわらかいです。
自分と違う意見に対しても、
「でも」
ではなく、
「それもいいですね」
と言える。
まず受け止める。
認める。
その姿勢が、
人との関係をなめらかにします。
品のある人は、
勝とうとするより、
調和を大切にしています。
■ 言葉⑤「大丈夫ですよ」
この一言に救われることがあります。
失敗した時。
落ち込んでいる時。
申し訳なく思っている時。
「大丈夫ですよ」
と言ってもらえるだけで、
心がほどけることがあります。
品のある人の言葉には、
安心があります。
責めるより、
包む。
急かすより、
落ち着かせる。
そんな力があります。
言葉は、その人の品になる
言葉は、
毎日の積み重ねです。
何気なく使う言葉が、
その人の雰囲気になり、
人柄になり、
品になっていきます。
高価なものを持つことより、
美しい言葉を持つこと。
それは、
年齢を重ねるほど
深く輝いていくものかもしれません。
人生後半の品とは、
誰かを傷つけないこと。
自分も無理をしないこと。
やさしさと敬意が
言葉ににじんでいること。
そんな積み重ねの中に
生まれていくのだと思います。
■ 次回へ続く
では、
人生後半に入ってから
「なぜか一緒にいるとほっとする人」は、
どんな聞き方で人と向き合っているのでしょうか。
次回は、
「人生後半、聞き上手な人が大切にしていること」
について綴ります。
――
梅村 崇貴