人生後半、一日を気持ちよく終える人の習慣
同じ一日なのに、
夜、眠る前の気持ちは
人によってずいぶん違います。
「ああ、疲れた」
で終わる日もあれば、
「今日も悪くなかったな」
と思える日もある。
特別な出来事があったわけではないのに、
なぜか心が満たされて眠れる日があります。
人生後半になって、
毎日を穏やかに楽しんでいる人を見ると、
その秘訣は
“朝”よりも、
“一日の終え方”
にあるように感じます。
気持ちよく一日を終えられる人には、
共通した習慣があります。
■ 習慣① 「できなかったこと」より「できたこと」を思い出す
夜になると、
つい反省会をしてしまうことがあります。
あれができなかった。
言いすぎたかもしれない。
もっと頑張れたかもしれない。
でも、
気持ちよく眠れる人は、
一日の終わりに
自分を責めすぎません。
その代わりに、
今日できたことを
そっと拾っています。
ちゃんと起きられた。
ご飯を作れた。
誰かに優しくできた。
笑えた。
小さなことで十分です。
一日を肯定して終えられる人は、
眠りの質までやさしくなります。
■ 習慣② 「切り替える時間」を持っている
一日を引きずらない人は強いです。
仕事のこと。
人間関係のこと。
不安や心配。
それらを抱えたまま眠ると、
心は休まりません。
だからこそ、
区切りをつくっています。
湯船につかる。
好きなお茶を飲む。
本を数ページ読む。
静かな音楽を流す。
窓の外を見る。
「ここから夜ですよ」
という合図を、
自分に送っています。
その小さな儀式が、
心をほどいてくれます。
■ 習慣③ 今日の自分を許して眠る
人生後半を機嫌よく生きる人は、
一日の最後に、
自分に厳しすぎません。
うまくできなかった日もある。
元気が出ない日もある。
失敗した日もある。
でも、
「そんな日もある」
と、
自分に言ってあげられる。
責め続けるより、
許して眠る。
それだけで、
明日は少し軽くなります。
■ 習慣④ 明日への楽しみをひとつ残しておく
満ちている人は、
未来に小さな楽しみを持っています。
明日の朝、
好きなコーヒーを飲もう。
あの店へ行こう。
続きを読もう。
あの人に連絡してみよう。
ほんの少しでいい。
「明日が少し楽しみ」
その感覚は、
心に灯りをともします。
年齢を重ねるほど、
大きな喜びより、
小さな楽しみが
人生を豊かにしてくれます。
一日の終わりは、自分へのねぎらいの時間
夜は、
今日を閉じる時間です。
誰かを評価する時間ではなく、
自分をいたわる時間。
今日もよくやった。
無事に終わった。
いろいろあったけれど、
ここまで来た。
そうやって
一日をやさしく閉じられる人は、
また明日を
穏やかに迎えられます。
人生後半を心地よく生きる秘訣は、
特別なことではなく、
一日をどう終えるか。
そこにあるのかもしれません。
■ 次回へ続く
では、
人生後半に入ってから
「いつも機嫌のいい人」は、
何を手放して軽やかになっていったのでしょうか。
次回は、
「人生後半で機嫌のいい人が手放したもの」
について綴ります。
――
梅村 崇貴