【本】猫は、うれしかったことしか覚えていない
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はじめに
この本に出会ったのは奇跡的であったし
とても身近に感じながらも
猫好きなひとの"あるある"に止まらず
世界観が素敵な作品。
こちらの作品を読んでの感想やネタバレは含まれないことをあらかじめご了承ください。
私の猫
私の猫との出会いは
決してドラマティックではない。
彼女が私の腕に抱かれたとき
おとなしく、それはそれはおとなしく
健気にちいさく収まっているのをみて
私はピンと来てしまったというだけだ。
ところが、家に来ると全く抱っこなどされない
我が道をゆく猫らしい猫であった。
当初は抱っこに慣れれば抱っこ好きになるだろうと必死に抱っこをしていたが、
いつのころからか、諦めた。
猫もさまざまなのである。
猫を飼うことは夢であったので、
夢の一つが叶ったということになる。
しかも病気をしたら自分が責任持って連れていく。
正真正銘の私の猫だ。
飼われているという意識はあるのかないのか
時々鳴いてはチュールをせがむくらいで
本人はのんびりと暮らしている。
猫に気づかされたこと
初めて家に迎えた時、
彼女はお水の飲み方もおかしくて、
一旦透明の水の表面を前足でチョンチョンと確認してから口を持っていく。
ご飯もなんだか散らかすのが上手で
頭を振りながら食べる姿はひよこのような鳩のようなそのような動きに見えた。
そんな姿を見て、不安な気持ちもあったが、
今でこそお水もご飯もちゃんと食べれる。
両手に収まるくらいだったのが、3キロ弱まで大きくなった。
ご飯やお水、トイレを普通にしてくれることが、何よりも喜びで、お世話をしてると、当たり前のことがとても有難く感じた。
何せ小さな体がひとまずお腹を壊すと脱水や栄養失調などになってしまう。
(長引いても医者に行かず、ひどい時は)
食べては行けないもの(チョコやネギ)も人間が少し舐めたくらいの量でも3キロの個体にしたらすごい摂取量なのだろう。
侮れない…
だから健康でのんびりとごはんをたべ
お水を飲みトイレもちゃんとしてくれる
この当たり前の何ともない時間こそが
何よりも変え難く幸せなんだなあと
私は猫に教えてもらった。
生き物を飼うというのは責任が伴うし
生半可な気持ちでは許せないというのにも同調するが、
彼女らに敬意を持って接することで
生きる上で大切なことや
見落としてしまったあらゆること
そんなことに目を向けることができるように思う。
彼女との思い出は濃いものではないかもしれない
だが私にしてみれば彼女がいてこその
私の人生であることに間違いないのだ。
今まさにその道をあるいている。