第2回:不動産屋バイトの1日の仕事ルーティン編
第2回:不動産屋バイトの1日の仕事ルーティン編
不動産屋のバイトって、どんなことをしているの?
そう聞かれることがよくあります。
そこで今回は、僕が働く香川県の小さな町の不動産屋での、ある1日の仕事の流れを紹介します。
特別なことはなくても、一つひとつの仕事が“誰かの暮らしにつながっている”と感じられる一日です。
■ 9:30 出社。朝の掃き掃除と準備から始まる
店に入ると、まずは軽く掃除をします。
玄関前の落ち葉を掃いたり、窓ガラスを拭いたり。
朝の静かな商店街に、ほうきの音だけがサッ、サッと響きます。
少し肌寒い風にあたりながら、今日も一日が始まるんだなと気持ちが整っていく。
掃除のあとは、メールチェックや書類整理。
バイトの僕にもできることから、少しずつスタートしていきます。
■ 10:00 物件の巡回と写真撮影
午前中は、店長と一緒に物件を見て回ることが多いです。
空室があるアパートへ行き、室内の換気をしたり、ゴミが落ちていないか確認したり。
部屋に差し込む光の色は、その日によって少し違います。
写真を撮るたびに、
「この部屋に住む人が、ここでどんな朝を迎えるんだろう」
と、つい想像してしまう。
同じ間取りでも、季節や天気で表情が変わることが面白いなと感じています。
■ 12:00 お昼休憩。町の味が、ちょっとした楽しみ
昼休憩は、商店街の定食屋さんへ。
店長のおすすめで食べた“しょうが焼き定食”は、どこか懐かしい味がしました。
窓際の席から外を眺めていると、知り合い同士が声をかけあう姿がよく見えます。
この町の日常の中で働いているんだな、とふと実感しました。
■ 13:00 お客様対応の準備
午後は、お客様の来店が多い時間。
物件資料を整えたり、鍵を準備したり、スリッパを揃えたり。
一見、小さなことに見えても、
“気持ちよく内見してもらうための大事な準備”だと感じるようになりました。
■ 14:00 内見同行。暮らしの入口に立ち会う時間
店長の案内に同行して、物件へ。
お客様が部屋に入った瞬間の表情を見るのが、実は好きです。
驚いたように目を輝かせる人、慎重に収納をチェックする人、
「ここ、いいかも」と小さくつぶやく人。
同じ部屋でも、見る人によって感じ方が違う。
その姿を見ながら、“部屋選びは、人生の選択のひとつ”なんだと気づきます。
■ 16:00 事務作業と、大家さんへの連絡
店に戻ると、書類整理や入力作業をします。
まだ慣れない言葉も多く、手が止まることもあるけれど、店長や先輩がやさしく教えてくれます。
夕方になると、大家さんに空室状況や修繕の相談で連絡をすることも。
電話越しの会話から、部屋への思いやりが伝わってくることがあります。
■ 18:00 片付けと、明日の準備をして退勤
ほっと一息ついて店を出る頃には、外は夕焼け色。
商店街の電球がぽつぽつ灯り始め、今日も一日頑張ったな…と心がゆるむ瞬間です。
働き始める前は、もっと事務的な仕事なのかと思っていました。
けれど実際は、どの時間にも“人の暮らしを支える視点”が散りばめられていると感じます。
今日の学び:
小さな仕事ほど、誰かの安心につながっている。