【決断】Appleのリキッドグラスに魅せられて。ハイブリッド開発を捨てネイティブへ。
私の心は、KBさんから聞いた一つの言葉に揺さぶられた。
「Appleは液体ガラスのようなデザインを考えているらしい」
それはまるで、生命を宿したかのような滑らかで流動的なデザイン。 画面の中に透明で光を放ち、触れるたびに表情を変える、リキッドグラスという名の美学。
聞いた瞬間、私の頭の中に響き渡ったのは一つの答えだった。
「これだ。この世界をこの手で創りたい」
私はこれまで効率を最優先し、ハイブリッド開発という道を選んでいた。 一つのコードでiOSもAndroidも動かす。それは合理的でスマートな選択だった。
だが、リキッドグラスという哲学はその合理性を根底から覆した。 ハイブリッド開発では、この美学を完璧に再現することはできない。 この哲学を、妥協なくユーザーに届けるためには、それぞれのプラットフォームの持つ特性を最大限に活かすしかない。
そして、私は決めた。トレードオフだ。
即決で慣れたハイブリッド開発を捨て、ネイティブ開発に舵を切った。
現在、私はAndroidアプリを開発している。Android Studio も Kotlinも触ったことがなかったが、iOSのデザインに魅せられてAndroidでネイティブ開発を始める。 一見、矛盾しているように見えるかもしれない。
しかし、プラットフォームの境界を超えて、本当に美しいものを追求する開発者の魂に、OSの垣根など存在しない。
まだAndoroidアプリでは20画面くらいしか作成していない素人状態だが、極限までマテリアルデザインを追求したのちに、iOSアプリでリキッドグラスデザインを追求してみたい。
今は開発者向けのツールとしては提供されていないが、いずれ提供されるだろう。
その時、私は自分が作成したアプリのどちらを好きになるのだろう。とちらの言語を好きになるのだろう。
今から楽しみで仕方がない。