大阪でオーダー家具をつくっている会社でWeb担当と営業主任をしています。従業員は3名の小さな会社です。2015年7月に入社し、2016年4月から営業主任を務めています。
私は2008年から建築・製造業の現場で働いてきました。18年以上になります。図面を引き、木を加工し、家具を作って、建築現場に運んで取り付ける。それが本来の仕事です。
その私が、今は会社のWordPressサイトの企画・制作・運営とSEO施策も担当しています。さらには社内で使う業務アプリを2つ作って業務フローを改善しました。
今回はその話を書きます。
■ 気づいた人がやるしかない会社だった
従業員3名の会社に、Web担当という役割はありません。営業部もマーケティング部もありません。課題に気づいた人が、そのまま担当者になります。
私は、やる側に回りました。
■ サイトから、新しい販路ができた
会社のWordPressサイト(https://kazutokagu.com/)は、私が企画・制作し、そのまま運営も担当しています。あわせてSEO施策を進め、Instagramでも集客施策を企画・運用しています。
どこに手を入れるかは、Google Analytics と Google Search Console を見て決めています。どのページが読まれているか、どんな検索から入ってきているか、順位がどう動いているか。数字を見て決め、直したら、また数字を見る。その繰り返しです。
結果として、SEO施策とSNS運用によって法人の新規顧客を7社獲得しました。あわせて、Web経由で新規の個人のお客様から年間約20件の問い合わせをいただき、年間約5件の受注につながっています。従来BtoBのみだった事業に、BtoCという販路が加わりました。
なお、WordPressとSEOに最初に取り組んだのは本業のほうで、その後、副業でも続けています。個人で運営しているサバゲー装備の情報サイトは、SEOだけで月10万円程度の収益化を6年以上続けています。こちらの話は別途書いています。
■ 見積もりと、歩留まり計算をアプリにした
つくったのは、見積もりアプリと、材料の歩留まり計算アプリの2つです。
歩留まりというのは、板材から部材を切り出すときにどれだけ無駄なく取れるかということで、そのまま材料費になります。オーダー家具は一件ごとに寸法も仕様も違うので、この計算も、見積もりも、案件のたびに一から発生します。
現場で何に手間がかかっているのかを職人2名から聞き取り、改善案を出し、実装まで自分で担当しました。開発には Claude Code を使っています。
ただし、出てきたものをそのまま使うことはしません。見積もりは金額に直結するので、数字が絡む部分は必ず自分で確認してから現場に出しています。使うのが私と職人2名なので、おかしければその日のうちに分かります。
■ 課題を見つける人と、つくる人と、使う人が同じだった
設計から製作、施工、職人2名の業務管理まで担当しているので、何に手間がかかっているかは、聞かなくても自分が知っています。つくったものが使えるかどうかも、その日のうちに現場で確かめられます。
役割が分かれていないぶん、一人が抱える範囲は広くなります。ただ、課題を見つける人と、つくる人と、使う人が同じであることには、利点もありました。分業していれば途中で薄まる情報が、ここでは薄まりません。
■ これからのこと
この道に進みたいのは、技術で課題を見つけて解決していくことが、単純に楽しかったからです。現職でも副業でも、気づいたことを自分で形にできるのがうれしくて、寝食を忘れるくらい夢中になりました。次はこれを、仕事の中心に置きたいと思っています。
現在は開発エンジニアに転職するべく、コンピューターサイエンスの基礎からアプリケーション開発を体系的に学習し、CRUDや認証機能、AIのAPIを含むポートフォリオの完成を目指しています。