ブラックボックスを、3分で“読める箱”に。
病院や金融の基幹で今も走る MUMPS。
独特の記法を前に手がすくむ——その最初のこわさを小さくするために、自然言語の指示から標準的なMUMPSコードを生成し、既存コードはやさしい日本語で行ごと解説するアシスタントをつくりました。保守と学習の入口をひらく、小さな道具です。それが、MUMPS Code Generator & Explainer。
目次
できること
ミニ見本
使い方・安心
できること
- 自然言語 → コード生成:例「職員一覧をグローバルに保存」→ コメント付きMUMPSを出力
- 既存コードの読み解き:グローバル構造/$O・$N/QUITを平易化、要点を箇条書き
- チュートリアル:他言語との違い、ObjectScript比較、落とし穴(副作用/I/O)
- 出力:コード/Markdown解説/差分ハイライト(修正前→後)
ミニ見本
- 原コード:
S NAME=$O(^STAFF(ID)) I NAME="" Q
解説:「^STAFF の“次のキー”を $O で取得。無ければ処理終了(QUIT)。」 - 指示例:「患者IDと測定値を保存。無ければ作成」 → キー設計の意図つきコメント入りMUMPSを生成
使い方・安心
3ステップ:①指示 or 既存コードを貼付 → ②生成/解説 → ③レビューしてから適用。
適用範囲:学習/設計検討/ドラフト作成/リファクタ案。
重要:本ツールは参考・学習用。本番(医療・金融)は専門家レビュー/テスト/変更管理を必須に。I/Oはサンドボックス実行を推奨、監査ログで責任の所在を明確化。
方言差:M/Cache/GT.M/IRIS で挙動差あり(例:環境依存の $Z*
ルーチンは警告表示)。
テクノロジーの役割は、複雑なものをシンプルにすることだ。
レガシーには、人の時間が詰まっている。捨てずに理解して未来へ渡すための橋を。