【川口勇氣】フルスタック対応の裏側。一人何役もこなすエンジニアの時間術
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フリーランスエンジニアの現実
川口勇氣です。現在、フリーランスとしてスタートアップ数社の開発支援を担当しています。
フロントエンド、バックエンド、サーバー構築、最近はAI実装まで...
一人で複数の技術領域をカバーする「フルスタック対応」は確かに重宝されますが、
実際のところ時間管理が最大の課題です。
1日のスケジュール管理術
午前:集中力が高い時間 = 難しい実装
- 9:00-12:00:新規機能の実装(React、Vue.js)
- 理由:ロジックを考える作業は朝が一番効率的
午後:コミュニケーション中心
- 13:00-15:00:クライアントとの打ち合わせ
- 15:00-17:00:サーバー構築(AWS、Docker)
- 理由:作業が単調になりがちな時間帯に機械的な作業を配置
夜:学習・実験タイム
- 18:00-20:00:AI技術の実験・学習
- 理由:新しい技術は集中して取り組める静かな時間に
技術スキルの効率的な切り替え方
1. コンテキストスイッチの最小化
同じプロジェクト内で異なる技術を使う場合、1日の中で技術を頻繁に切り替えない。
フロントエンドの日、バックエンドの日を意識的に作る。
2. ドキュメント化の徹底
各プロジェクトの技術構成、環境構築手順、注意点をNotion にまとめ、素早く思い出せる状態を維持。
3. 自動化ツールの活用
Docker Compose、GitHub Actions を駆使して、環境構築やデプロイを自動化。
手動作業時間を極限まで削減。
SIer時代との違い
新卒でSIerに入社した頃は、一つの技術を深く掘り下げる環境でした。今は幅広い技術に触れる分、
「浅く広く」になりがちな課題があります。
解決策:
- 月1回は特定技術の深堀り期間を設定
- コミュニティでの情報交換
- 実際のプロダクトを通じた実践的学習
真摯に開発と向き合うために
複数の役割を担うフルスタックエンジニアだからこそ、「価値あるプロダクトづくり」への責任を
強く感じています。
技術選択、アーキテクチャ設計、ユーザー体験...
すべての判断が最終的なプロダクトの品質に直結するため、常に学習し続ける姿勢が不可欠です。
これからのフルスタックエンジニア
AI時代において、一人で幅広い技術をカバーできるエンジニアの価値はさらに高まると思います。
ただし、深い技術理解と効率的な時間管理が前提条件。
挑戦的な環境で共に成長できる仲間を探しています。