松野翔太@元教師→堺市エンジニアです!
「なぜ堺市でエンジニアをしているのか?」
この質問は、関西圏以外の方や、東京でバリバリ働くエンジニア仲間からよく聞かれます。IT業界の中心は東京にあるというイメージが強く、地方でエンジニアとして働くことにピンとこない人も多いのかもしれません。
しかし、私は堺市という土地を選び、ここでフリーランスのシステムエンジニアとして働くことに強い意味を感じています。本記事では、私が堺市を拠点にエンジニアとして活動する理由を、リアルな視点でお伝えしていきます。
1. 都市機能と生活のバランスが取れている
堺市は大阪市に隣接しており、都市的な利便性を保ちながらも、生活コストや環境面では非常に落ち着いた街です。家賃や物価は大阪市内と比べてリーズナブルで、広い部屋でゆったりと作業できる環境が整います。
私のようにフリーランスで活動していると、作業スペースや生活の快適さが生産性に直結します。堺市はその点で、ちょうど良い「距離感」と「静けさ」があり、集中して働くには最高の環境なのです。
2. 地元企業やスタートアップとの接点が増えている
意外に思われるかもしれませんが、堺市やその周辺エリアには、製造業や地域密着型の中小企業、最近ではベンチャー的な取り組みをしている企業も増えてきています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の波が地方にも広がっており、「システムを導入したい」「業務を効率化したい」というニーズが多くあります。
私は教育業界出身ということもあり、業務改善や社内システムの内製化支援といったニーズに丁寧に応えてきました。堺市にいるからこそ、こういった“地域と密着した仕事”に携われることが多く、社会的意義や実感を持って仕事ができています。
3. 東京でのキャリアを活かせる場所だった
もともと私は東京都内で教員として働いていました。そこからシステムエンジニアに転身し、最初の頃は「本当にこの道でやっていけるのか」と不安もありました。しかし、堺市はそのスタートを切るのにちょうど良い「余白のある街」でした。
東京では、すでにスピード感のある現場が多く、未経験からのキャリアチェンジは簡単ではなかったかもしれません。その点、堺市にはまだまだ「エンジニアに頼れることを知らない企業」が多く、こちらから提案し、伴走することで価値を発揮しやすい環境があります。元教師としての「伝える力」や「論理的思考」は、この地でもしっかり生きています。
4. 地域で働くという新しい選択肢を広げたい
私が堺市でエンジニアをしているのは、単なる利便性の話だけではありません。地方都市で働くロールモデルの一つになりたい、という想いもあります。東京でなくても、リモートでも、地方でも、自分らしい働き方ができる時代です。
IT業界には「都市集中型」という根強い風潮がありますが、堺市のような街にもチャンスはあふれています。そして何より、「地域の企業と共に成長する」という喜びは、都会の大企業では得られにくいものです。
まとめ
堺市でエンジニアとして働くという選択は、今の時代に合った柔軟でリアルな生き方だと感じています。都市の喧騒を少し離れ、地域に寄り添いながら、自分のスキルを活かして価値を提供していく——そんな働き方に興味のある方は、ぜひ一度、堺市のような地方都市にも目を向けてみてください。
私にとって堺市は、単なる居住地ではなく、「エンジニアとして成長し続けられる場所」なのです。