ヒアリング時によく質問する項目リスト
ヒアリング時によく質問する項目リスト
──向井聡一・一級建築士のヒアリングメモ
家づくりの第一歩は、お客様の「声」を正しく受け取ること。
そのため、初回面談から詳細なヒアリングを行います。
ここでは、私が普段使っている質問項目をまとめました。
◆ 1. 基本情報・ご家族のこと
- ご家族構成(年齢・同居の有無)
- 将来の家族構成の見通し(お子様の独立、親御さんとの同居など)
- 生活リズム(起床・就寝、家にいる時間帯)
- 来客の頻度・住まい方の特徴
◆ 2. 現在の住まいの不満点
- 収納が足りない/片付かない
- 暑い・寒い・音が気になる
- 動線が悪い/使いづらい場所
- 光や風の入り方の不満
- 親族や友人が来たときの困りごと
→ 現状の“不便”を明確にすることで、必要な改善点が見えてきます。
◆ 3. 理想の暮らし方・価値観
- 「どんな時間を過ごせる家にしたいか」
- 家の中で一番大切にしている空間は?
- 家事に費やす時間は?効率化したい部分は?
- 趣味や仕事スペースの要望
- 将来叶えたい暮らし(家庭菜園・ガレージ・書斎など)
◆ 4. 間取りについての希望
- 必要な部屋数
- 子ども部屋の考え方(広さ・配置・仕切る時期)
- 1階と2階、どちらに主寝室を置きたいか
- 玄関・土間・パントリーなどの重要度
- 回遊動線・家事動線のこだわり
- 生活の中心となる場所(リビング/ダイニング/キッチン)
◆ 5. デザイン・雰囲気の好み
- 好きな内装・外観の雰囲気(和モダン/北欧/シンプル/インダストリアル など)
- 色や素材のこだわり(木質感・石材・塗り壁など)
- 隠したいもの/見せたいもの
- 取り入れたい写真や理想の家のイメージ
◆ 6. 予算・優先順位
- 総予算の目安(建物+外構+諸費用)
- 絶対に譲れない部分
- 調整可能な部分
- 建物にかけたい予算と月々の返済イメージ
→ 適正なバランスを保つため、とても大切な項目です。
◆ 7. 立地・敷地条件(建替え・新築の場合)
- 敷地の広さ・形状
- 日当たり・風通し
- 周辺環境(道路・隣家・騒音)
- 眺望やプライバシーの確保
- 駐車台数・アプローチ
- 地域の景観ルール・法規制の確認
◆ 8. 設備・性能の希望
- 断熱性能・気密性能の重要度
- 屋根形状や太陽光発電の有無
- 床暖房・空調方式の希望
- 省エネ・メンテナンス性の重視ポイント
- 浴室やキッチンのグレード感
◆ 9. 将来のライフプランを見据えた項目
- バリアフリーへの考え方
- 将来の間取り変更の可能性
- 再販価値や資産性の意識
- 長期的なメンテナンス計画への希望
◆ 10. 「家づくりで不安に思っていること」
- 費用
- 工期
- メンテナンス
- 初めての家づくりでわからないこと
- 過去の建築経験で不安だった点
→ 最後に必ずお伺いする項目。
不安を共有いただくことで、安心して進められる家づくりができます。
◆ まとめ
ヒアリングは、図面作成のためではなく、
**“お客様と未来の暮らしを共有するための大切な時間”**です。
このリストはあくまで基本項目であり、実際の打合せでは、お客様の話を聞きながら柔軟に深掘りするようにしています。
暮らしの本質をつかむための“対話の地図”として活用しています。