私が「コミュニケーションデザイン」を学ぶ理由
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目次
この集まり意味あるんですか??笑
コミュニケーションデザインとの出会い
結局、最後はコミュニケーションで決まる
今回は私が10月〜2月に受講するコミュニケーションデザイン講座について、受講に至った経緯から講座の中身、講座をとおして習得したいスキルについて紹介したいと思います。
この集まり意味あるんですか??笑
絶対に揺るがない年功序列、100円の買い物でも必要なスタンプラリーなど、JTC(Japanese Traditional Company)の鏡といえる現職において、意思決定やアイディア出しの場でもある会議においても、ブレなくそのパフォーマンスを発揮する。
マネージャーや発言力のある人物がひたすら演説するようなパターン、マネージャーが出席者に発言を促すものの、「そうですね、」「私もその意見に賛成です。」など淡白な質疑応答が繰り返されるパターン、2、3人の中で議論が白熱し、後の人物は空気になるパターンなど、本来皆が夢見る、「色々な意見が飛び交い、クリエイティブなアイディアがどんどん出てくる会議」とは程遠いのが現実である。
私も課内会議を主催する立場として、そんな会議の時間にしたくはないと思い、いろいろ試行錯誤するものの、なかなか自分が理想とする姿とのギャップを感じている。
会議のメンバーが皆、自律的で、主体的な人間であれば、ことは簡単であるが、様々なタイプが混じるチームの中で、会議をデザインすることはここ数年の課題であった。
コミュニケーションデザインとの出会い
そんな悩みの中で見つけたのが、コミュニケーションデザイン講座である。(1)大阪にある関西大学が行う「ソーシャルコミュニケーションリーダー(SCL)養成講座」と(2)京都大学が行う「ソーシャルコミュニケーションデザイナー(SCD)養成講座」である。
まず(1)であるが、先日開催された説明会資料を見ると、SCLとは「社会における多様なコミュニケーションの場面で、コミュニケーションの環境をデザインし、支援し、ファシリテートできる人材を養成する」と記載されている。さらに3つの目的として、①コミュニケーションそのものについて、多角的視点から理解を深める。②ファシリテーションの方法、技能を習得し、自らのフィールドでの応用方法を考える。③コミュニケーション環境をデザインする知識や手法を身につける。とある。
講座は毎週土曜日10時〜17時に開催され、毎回ゲスト講師が招かれ、座学もありながら、基本はワークショップメインとなる。会社員、学生、公務員など様々なバックグラウンドの人たちと毎回コミュニケーションのデザインについて、学び、実践する内容に興味がそそられ受講に至った。
そして(2)であるが、(1)で習得したコミュニケーションの「場」づくりのスキルを使いながら、課題の設定と具体的な解決へのアクションを実践する場となる。説明会資料の中では、本講座をとおして、①社会のあらゆる場面で、デザインの視座からコミュニケーションをリードできる人材となること。②現状をよく観察し、声なき声を拾い上げ、広い視野で、仕組みをデザインできる専門性のある人材となること。③「誰ひとり取り残さないこと」を現実社会で実現するために、共創し、尊重し合い、互いに支え合う世界観を構想する人材となること。と記載されている。
「声なき声を拾い上げ」というところに私個人としては、非常に関心のあるポイントで、コミュニケーションの場を主催する本人としては、思考停止となっている人に主体性をもってコミュニケーションの場に出てきてもらうこと。そしてコミュニケーションの場にいる人すべてが自分の想いを発言できる環境づくりを設計すること。まさにこれができるようになりたいからである。
結局、最後はコミュニケーションで決まる
これまでの社会人経験の中で、そのチームや組織が良い結果を生むかどうかのポイントは【コミュニケーション】というのが私の持論である。組織全体にとっての良い結果というのは、個々の能力が連動し、一体とならなければ生まれない。そしてその連動は仕組み作りもさることながら、良質なコミュニケーションの場があるかないかが重要だと感じる。したがって、組織の中のマネージャー層やリーダー層にとって、コミュニケーションデザインについて学ぶことは非常に大切なことだと思う。
個々の能力を引き出し、それぞれを連動させることって、まさにマネージャーの仕事だと思いません??
コミュニケーションを科学として捉え、手法を実践し、コミュニケーションの場をまさにデザインできるようになる、そんな今年度の下半期としたいと思います。
当講座は、大阪と東京でそれぞれ年1回開催しているので、興味ある方は一緒に学びましょう!!
SCL https://www.accd-c.org/SCL/kansai/
SCD https://www.accd-c.org/SCL/kansai/
連続講座 https://art-cd.gsm.kyoto-u.ac.jp/dei/sc-programs/
講座の感想はまた今後書きたいと思います。