〈桜井隆二〉【国分寺市】技術は手段、って言うけど…その"手段"に救われたことがある
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桜井隆二です。国分寺でフリーランスエンジニアをしています。
「技術は手段であって、目的じゃない」
エンジニアなら一度は聞いたことがあるフレーズだと思います。確かにその通りです。
でも、私はこの言葉に少しだけ違和感を持っています。
あの日、コードに救われた
SIer時代、大きなプロジェクトが失敗しかけたことがありました。
クライアントからの無理な要求、納期の前倒し、チーム内の対立。精神的に追い詰められて、
「もう無理かもしれない」と思った夜がありました。
でも、その時に私を支えてくれたのは「技術」でした。
コードを書いている時だけは、雑音が消えた。論理的に、一つずつ問題を解決していく。
その過程が、心を落ち着かせてくれたんです。
技術は手段だと言うけれど、その手段に救われることもある。
技術そのものに価値がある
もちろん、ビジネスとして考えれば「何を実現するか」が大切です。
でも、エンジニアとして技術と向き合う時間そのものに、価値があると思うんです。
新しいフレームワークを学ぶ楽しさ。バグを解決した時の達成感。
効率的なコードを書けた時の満足感。
それは「手段」を超えた、もっと本質的な何かだと思います。
フリーランスになって気づいたこと
独立してスタートアップ数社を支援する中で、この想いは強くなりました。
フロントエンドからバックエンド、生成AIや自動化まで、幅広く技術に触れるようになって分かったのは、技術そのものを楽しめる人が、結果的に良いシステムを作るということです。
「これはどう実装すればいいんだろう?」 「もっと効率的な方法はないか?」
技術に対する純粋な好奇心が、ユーザーにとって価値あるものを生み出す原動力になる。
技術と真摯に向き合う
「技術と真摯に向き合う」と自己紹介に書いているのは、技術を単なる手段として割り切れないからです。
技術は手段であり、同時に目的でもある。
その両面を大切にしながら、これからも開発を続けていきたいと思っています。
桜井隆二 | 国分寺市フリーランスエンジニア