真逆の世界を経験して見えたもの
東祥央です。フリーランスのシステムエンジニアとして活動していますが、
ここに至るまでに「真逆」とも言える2つの世界を経験しました。
新卒で入社した大手SIerと、その後転職した複数のスタートアップです。
この2つの組織で学んだことが、今の自分の開発スタイルの土台になっています。
大手SIerで学んだこと:「堅牢性」と「責任の重さ」
大手SIerでは、金融機関や官公庁向けの大規模システム開発に携わりました。
ここで学んだのは、一つのミスが社会に与える影響の大きさです。
綿密な設計書、何重ものテスト、厳格なコードレビュー。スピード感はありませんでしたが、
「絶対に落ちないシステム」を作る責任感と技術力が身につきました。
ドキュメンテーションの重要性、チーム開発の基礎、大規模インフラの設計思想...
今も活きている土台です。
スタートアップで学んだこと:「スピード」と「柔軟性」
その後、複数のスタートアップに転職して驚いたのは、開発スピードの速さでした。
設計書は最小限。とにかくプロトタイプを作り、ユーザーの反応を見ながら改善していく。
失敗を恐れず、素早く試行錯誤する文化。
ここで学んだのは、完璧を目指すより、まず動くものを作る重要性です。
フロントエンドからバックエンド、インフラまで、一人で幅広く対応する必要があったため、
技術の幅も一気に広がりました。
2つの世界から学んだ「開発の本質」
大手SIerとスタートアップ、どちらが正解ということはありません。
大切なのは、プロジェクトの性質に応じて開発スタイルを使い分けることです。
金融システムのようにミスが許されない領域では、堅牢性と慎重さが求められます。
一方、新規サービスの立ち上げでは、スピードと柔軟性が命です。
現在、フリーランスとして様々な案件に対応していますが、この「使い分け」ができることが
強みだと感じています。
誠実で着実な開発を信条に
私が大切にしているのは、クライアントの状況に合わせた最適な開発スタイルを提案することです。
Web系・業務系問わず、フロントエンドからバックエンド、インフラまで幅広く対応できるのも、
異なる組織で多様な経験を積んできたからこそ。
AI・自動化領域にも注力しており、最新技術を取り入れながらも、
堅実で信頼性の高いシステムを作ることを心がけています。
大手の堅牢性と、スタートアップのスピード感。両方の良さを活かした開発で、
あなたのプロジェクトをサポートします。
東祥央 | フリーランスシステムエンジニア