こんにちは!高倉友彰です。
休日の静かなリビングで複雑なパズルのピースを眺めているとき、ふと、システム開発という仕事はまだ誰も完成形を見たことがない立体パズルを組み立てていくことにとてもよく似ているなと思うことがあります。一見するとバラバラに見える無数の小さな部品が、あるべき場所にカチリと正しく収まることで、初めて全体が美しく機能し始めるからです。私はフリーランスのエンジニアとして、日々パソコンの画面に向かいながら、そんな目に見えない電子のパズルを仕立てるような仕事をしています。
新卒で入社した大きな会社での仕事は、例えるなら国が管理する巨大な巨大建造物の土台を組むようなものでした。そこは何万人もの人が毎日その上を行き交う場所だからこそ、一ミリの隙間も、一つのピースの歪みも許されないという、とても厳密で安全第一の仕組みが求められました。一分の隙も許されない計画に従い、何があっても絶対に崩れない土台をみんなで維持し続ける日々は、エンジニアとしての私の確かな骨組みを作ってくれました。今でも、見えない裏側の部分を美しく、そして頑丈に整えることにこだわるのは、その場所で学んだ大切な教えがあるからです。
しかし、もっと使う人のすぐ近くで驚きと喜びを届けたい、その人の生活の特別な瞬間に寄り添うような新しい仕掛けを自分の手で作ってみたいという思いから、私は独立の道を選びました。いま関わっているスタートアップの現場は、まるで毎日新しいピースの形が世界中から持ち込まれる、活気あふれる街の小さな玩具工房のようです。昨日まで誰も見たことのなかったような不思議な形のパーツを、今日の設計に新しく取り入れてみる。そんなスピード感と柔軟さが毎日を刺激的にしてくれます。
なかでも、最近の私の開発現場で大活躍しているのが、人工知能という名の、自動でピースの角を滑らかに整えてくれる魔法のヤスリです。これまでの仕組みは、あらかじめ決めたルール通りの形にしか合わさらない生真面目なものでした。しかし、この新しい道具を仕組みの中に上手に組み込むことで、使う人の動きや状況に合わせて、最も心地よい形にパズルの絵柄を変えてくれるようになります。毎日の面倒なバリ取りや、複雑な強度計算を一瞬で終わらせてくれる、頼もしい相棒のような存在です。
私が開発において何より大切にしているのは、巨大な建造物の現場で学んだ絶対に崩れない構造のような頑丈さと、小さな工房だからこそできる自由な発想を、ひとつのシステムの中で同居させることです。底を支える配線やデータの通り道は、どこまでも丁寧に、そして頑丈に築き上げる。その一方で、使う人が実際に触れる画面や機能の部分は、いつでも軽やかに形を変えられるように余白を残しておく。この絶妙なバランスこそが、長く愛されるサービスを生み出す秘訣になります。
冷たくて難しそうに見えるコンピューターの世界ですが、その仕組みを動かしているのは、誰かの不便を解消して笑顔にしたいという人間の温かい想いです。あなたのビジネスという特別な挑戦に、新しい風を取り入れてみませんか。