【高倉友彰】テクノロジーで「困った」を価値に変える
Photo by Conny Schneider on Unsplash
皆さん、こんにちは。フリーランスシステムエンジニアの高倉友彰です。
新卒で入った大手SIerでの経験は、私にとって大きな礎となりました。巨大な基幹システム開発に携わる中で、チームでの開発手法や、エンタープライズ向けの堅牢な設計思想を徹底的に学びました。それはまるで、何十階建てもの高層ビルを、緻密な設計図通りに建築していくような作業でした。完成したビルは揺るぎない安定感を誇りますが、一方で、そのビルを建てるスピードは、どうしてもゆっくりとしたものになります。
「もっと速く、もっと柔軟に、人々の『困った』を解決したい」
そんな思いが強くなり、私は独立という道を選びました。
フリーランスになって飛び込んだのは、スタートアップの世界。そこは、大手SIerとは全く違う、まさに「小さなプレハブ小屋」を次々と建てるようなスピード感の世界でした。クライアントの課題を聞き、数週間後にはプロトタイプを作り、すぐにフィードバックをもらって改善する。このサイクルを高速で回す中で、私は「技術は、目の前の課題を解決するための道具である」ということを改めて実感しました。
最近、特に力を入れているのが、AI技術を活用したソリューション開発です。これは単に流行りだから、という理由ではありません。AIは、これまでの技術では解決が難しかった、より深い「困った」に光を当ててくれるからです。
例えば、あるスタートアップ企業が抱えていた、営業チームの非効率なデータ入力作業。日々の商談内容を細かく記録する必要があり、営業担当者は本来の仕事である顧客との対話に集中できずにいました。私はこの課題に対し、AIボイスレコーダー「Plaud Note」のような技術思想を取り入れ、商談中の会話を自動で文字起こしし、議事録やCRMへの入力項目を自動生成するシステムを開発しました。
このシステムを導入したことで、営業担当者は煩雑な入力作業から解放され、顧客との信頼関係構築や、より良い提案の準備に時間を費やせるようになりました。結果として、チーム全体の生産性が向上し、売上にも良い影響が出始めたと伺いました。
私が目指すのは、単に新しいシステムを納品することではありません。お客様のビジネスに深く入り込み、本当に解決すべき「困った」を見つけ出し、それを技術の力で「価値」に変えることです。
大手SIerで培った堅実な開発力と、フリーランスとして身につけたスピード感と多様な技術。この二つの経験が、私を唯一無二のシステムエンジニアにしていると自負しています。
「こんなこと、システムで解決できるのかな?」
そう思った時こそ、ぜひ一度ご相談いただければ嬉しいです。