(教師の日記風・努力したこと)
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(教師の日記風・努力したこと)
小さな努力の積み重ね
教室に立っていると、思いどおりにいかないことばかりです。せっかく準備した対話のワークでも、子どもたちがなかなか話し出さなかったり、探究活動のはずが「調べて終わり」になってしまったり…。正直、落ち込む日もありました。
そんなときに心がけたのは、「まず自分があきらめないこと」 です。すぐに結果が出なくても、問いかけの仕方を変えたり、教材に少し遊び心を加えてみたり。休み時間や放課後に子どもたちと何気なく話して関係を深めることも、実は大切な準備になっていました。
待つことの大切さ
すぐに声が出ない子がいても、安心できる雰囲気をつくって「待つ」。その間に、こちらがあわてて答えを用意するのではなく、子どもたちが自分のペースで考えるのを支える。そうした小さな努力を続けていくうちに、ある日ぽつりと子どもの口から出た言葉にハッとさせられる瞬間があります。
「努力が報われる」とは少し違うけれど、「あ、育っているんだ」 と感じる場面に立ち会えたとき、これまでの試行錯誤にも意味があったと思えるのです。
これからも
まだまだ工夫の途中ですが、こうした積み重ねを大事にしながら、子どもも大人も一緒に考え続けられる学びの場をつくっていきたいと思っています。未来の学びを形づくる対話を、これからも深めていければ幸いです。