【山本達也:千葉県/市川市】「自由」と「孤独」の間で
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7月、仕事のペースが少し落ち着くこの時期。
フリーランスの僕は、毎年この時期に不思議な感覚を味わいます。それは、完全に“自由”な時間と“孤独”の間で揺れ動く感覚。
ここ数年はスタートアップのクライアントと多く関わってきたので、依頼が途切れることは少ないのですが、この時期はどうしても新しいプロジェクトが立ち上がるタイミングに合わせて“間”が空くことがあります。
その時に感じるのが、まさに「自由」vs「孤独」の間。
「自由」――自分の時間を好きに使える。
これはフリーランスの大きな魅力です。自分のペースで仕事を進めたり、好きな時間に休憩を入れたり。
そんな時間が続くと、気づくんです。「次の仕事はどうしよう?」という漠然とした不安とともに、ある意味で自由の大きさに圧倒される瞬間が訪れるんです。
でも、時折その「自由」が、逆に「孤独」を感じさせる瞬間があります。
フリーランスは孤独な職業か?
フリーランスとして働く一番の特徴は、自分の時間を自由にコントロールできること。
でも、その反面、会社員のように同僚と顔を合わせることが少なく、クライアントとの関係も一歩引いていることが多いため、孤独感を感じる瞬間もあります。
特にこの時期、プロジェクトの“待ち”が続くと、ふと「誰かと一緒に仕事している感覚」が恋しくなるんです。
その“孤独感”に打ち勝つために、この数年は積極的にオンラインコミュニティに参加したり、他のフリーランスの人と交流するようにしています。
すると、不思議と心が軽くなるんです。「あ、今みんなも同じように感じてるんだな」って。
そして、それが次の仕事へのモチベーションに繋がる瞬間もあるんです。
クライアントとの“信頼関係”が鍵
でも、フリーランスだからこその「孤独」を感じながらも、この時期に心がけているのは、「クライアントとの信頼関係の構築」です。
スタートアップ企業との関係が長くなると、単に技術的な支援を超えて、事業全体に対する提案や、ビジネスの方向性を一緒に考える場面が増えてきます。
この「信頼関係」ができると、僕自身もクライアントのために何をすべきかがクリアになるし、クライアント側も僕に対して期待や安心感を持ってくれる。
その「信頼」を築くために時間をかけることで、「自由」と「孤独」を超えて、一つの大きな信頼の輪ができる感覚が、何より心地よいんです。
これからの「自由」な働き方
そして、これからのフリーランスという働き方に必要なのは、ただ「自由」を求めるだけでなく、信頼できるパートナーシップを築くこと。
会社に縛られないからこそ、誰と、どのように働くかを選ぶ力が必要です。
そのためにも、ただ単に自由に振る舞うだけではなく、共に成長できる環境を大切にしていきたいと思っています。
自由であるからこそ、孤独になりがちな瞬間もあるけれど、その自由を最大限に活かすためには、周りとどう繋がるかがカギだと実感しています。
自由と孤独、どちらも一長一短ですが、
それらをうまくバランスをとりながら、この時期に気づいたことを次の一手に活かしていこうと思います。