【山本達也:千葉県/市川市】完璧なスケジュールを壊したい瞬間
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最近、無性にやりたくなることがあります。それは、実は「予定を全部キャンセルすること」なんです。
こんなことを言うと、まるで怠け者のように聞こえるかもしれません。でも、これが意外にも自分にとってすごくリフレッシュになるんです。フリーランスという仕事の特性上、ついつい「次のタスク」「次のミーティング」「次の期限」に追われてしまうことが多いんです。どんどん仕事が積み上がって、気づけば、頭の中はスケジュールでいっぱい。そんな時、ふとした瞬間に「全部キャンセルしたいな」と感じるんです。
言葉にすると簡単なことですが、この瞬間の「キャンセル欲求」に気づくと、ある種の解放感を感じるんですよね。今、目の前のすべてのことから一旦解放されて、自分自身と向き合う時間が欲しくなる。この「予定をキャンセルする」という行動が、なんだかすごく心を整える瞬間でもあります。
もちろん、現実的にはすべての予定をキャンセルすることなんてできません。でも、この欲求を大切にして、少しだけ時間を自分のために取ってみるんです。例えば、突然のフリータイムを作って、普段はしないようなことをしてみる。例えば、行きたかったカフェに行ってみるとか、ちょっとした散歩に出かけるとか。こうした小さな「予定のない時間」が、思いのほか新しいインスピレーションを生んでくれるんです。
「予定が詰まっている時こそ、空白を意図的に作るべきだ」と最近実感しています。予定を詰め込んでいると、自分の思考が狭まりがちです。でも、何も決めない時間を持つと、不思議と頭がすっきりとして、また新たなエネルギーをもらえるんです。
さらに、この「キャンセルしたい欲求」は、ただの休息ではなく、むしろ自分の優先順位を見つめ直す機会でもあります。仕事に追われている時、「このタスクって本当に必要なのか?」と自分に問いかける余裕がなかったりします。でも、予定を少し減らすことで、自然と「今、本当に大切なことは何か?」を考え直すことができます。
また、無理に予定を入れずに、心のままに過ごす時間は、別の形でクリエイティブなアイデアを生み出してくれることもあります。予想もしなかったひらめきが、何気ない時間の中から生まれることがあるんです。今までは考えもしなかった解決策がふっと思いついたり、新しいアイデアが閃いたり、そんな瞬間が訪れるんですよね。
最近、この「予定をキャンセルしたくなる」という感覚が、自分にとってすごく大切だと感じています。仕事や日々の生活に追われると、自分が何をやっているのか、どこに向かっているのか、見失いがちです。でも、予定を少し放棄してみることで、自分の本当の気持ちや価値観が見えてきます。
もし今、あなたも何かに追われていると感じているなら、少しだけその「予定の枠」を取り払ってみることをお勧めします。無理に詰め込むことよりも、空白の時間を意図的に作ることで、また新しい気づきが得られるかもしれません。意外と、無計画こそが最大の計画になる時があるんですよ。