【山本達也:千葉県/市川市】僕の「ゴミ箱」が事業を生み出すまで
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こんにちは。フリーランスシステムエンジニアの山本です。
僕の仕事は、クライアントの事業課題をITで解決することです。多くのエンジニアがそうであるように、僕も日々新しい技術を学び、より良いシステムを追求しています。しかし、僕の仕事の原点は、意外なところにあるんです。
それは、僕のPCのデスクトップにある「ゴミ箱」です。
皆さんのゴミ箱はどんな状態ですか? 使わなくなったファイルや、ダウンロードしたけど結局使わなかったデータなどが溜まっているでしょうか。僕のゴミ箱はちょっと違います。
僕のゴミ箱には、完成しなかったプログラミングコードや、開発途中でボツになったアイデアの設計書、そして個人開発で頓挫したプロジェクトの残骸などが入っています。これらは、一般的には「失敗作」と見なされるものかもしれません。でも、僕にとっては宝の山なんです。
なぜなら、それらは僕が過去に何かに挑戦しようとして、もがいた記録だからです。
フリーランスとして独立して以来、僕は様々な企業と仕事をしてきました。その中で、多くのクライアントが抱える共通の課題に気づきました。それは、「社内にある小さな非効率」です。
例えば、手作業でのデータ入力や、定期的なレポート作成など、一見するとたいしたことないように思える作業が、積み重なると大きな負担になっているケースが多々あります。
ある日、そんな課題を抱えるクライアントと話しているとき、ふと、自分のゴミ箱にある「使われなかったコード」のことが頭に浮かびました。それは、以前個人的に作った「特定のファイルを自動でリネームするツール」でした。当時は結局使い道がなく、ゴミ箱行きになっていたものです。
僕はそのコードを引っ張り出し、クライアントの課題に合わせて少しだけ修正してみました。すると、どうでしょう。わずか数行の修正で、彼らの日々の作業時間が劇的に短縮されたのです。
この経験から、僕は自分の「失敗作」や「頓挫したアイデア」に新たな価値を見出すようになりました。
「このコード、あのクライアントの課題に使えるかもしれない。」
「このボツになったアイデア、別の切り口で活用できないか。」
そう考えることで、過去の失敗が、次の仕事の種に変わるようになりました。
Wantedlyで僕のストーリーを読んでくれている皆さんも、もしかしたら、自分の「ゴミ箱」に何か眠っているかもしれません。完成しなかった企画書、陽の目を見なかったデザイン、途中で投げ出したポートフォリオ…それらは「失敗」ではなく、次なる挑戦のための大切なデータです。
僕のミッションは、そんな「ゴミ箱」に眠る価値を見つけ出し、事業の形に変えていくことです。
もし皆さんの会社の「ゴミ箱」が、ちょっとした非効率でパンパンになっているなら、ぜひ一度ご相談ください。もしかしたら、僕の「ゴミ箱」にあるコードが、その解決策になるかもしれません。