【逆境を乗り越えて】行政書士×200記事の執筆力で未来をつなぐ
Photo by Robert Bye on Unsplash
目次
人生のどん底から這いあがる
行政書士という仕事
ライターとして伝えられること
AIとの付き合い方
こんにちは。
兵庫県でふじもと行政書士事務所を運営している、藤本絵里子と申します。
2020年に行政書士事務所を開業し、今年で6年目を迎えました。
外国人雇用(ビザ申請)を専門に、1人事務所を営んでいます。
同時に、法律の資格と知識を活かし、専門記事を200本以上執筆してきたWEBライターでもあります。
今回は、そんな私のストーリーをお話したいと思います。
(文章を書くのは好きでも、自分のことを話すのは非常に苦手なので、暖かい目で見守ってもらえるとありがたいです)
人生のどん底から這いあがる
行政書士事務所を開業し、会社員との兼業で事業をしていた3年前。
私は人生のどん底を経験しました。
鬱病を患い、シングルマザーとしての責任を感じながらも、心が壊れてしまった時期があります。
「誰とも関わりたくない」
「人生を終わらせてしまいたい」
そんな風に思い詰めていたこともありました。
それでも「もう一度やり直したい」と思えたのは、周りに私のことを理解し支えてくれる人たちがいたおかげです。
人と関わりたくないと思っていた私も、人に助けられ支えられているということを実感しました。
そして在宅ワークという働き方が、当時の私には大きな救いでした。
人との関わりを最小限にしながら、自分のペースで少しずつ心を取り戻す時間が持てた。
今でも人付き合いは得意とは言えませんが、そんなライフスタイルを選べたことで、自分らしく働く道を見つけられました。
行政書士という仕事
今は、行政書士として「未来をつなぐ」仕事を専門にしています。
メイン業務は日本に住む外国人の在留資格(ビザ)申請です。
ほかにも会社設立や許認可申請など、基本的にいただいたご依頼はすべてお受けしています。
・日本で暮らしたい、働きたい、家族と一緒にいたい
・新しく事業にチャレンジしたい、手続きが複雑でわからない、時間がない
その思いを支える書類は、ただの手続きではなく人生を切り拓く扉です。
だからこそ、相談しやすさと誠実さを大切に、一人ひとりと真剣に向き合っています。
ライターとして伝えられること
私は元々、文章や言葉を綴ることが好きです。反対に、考えていること、思っていることをその場ですぐ声に出すことは苦手です。
一度、頭の中でかみ砕き整理をし、言葉にまとめる時間が必要なタイプといえます。
それが自分の短所であると思っていた時期もありましたが、今はライターとして、行政書士として、文字を生業とすることにうってつけの強みであると思えています。
WEBライターとして、200記事以上の執筆経験を通じて、専門用語をわかりやすく「難しい」を「わかる」に変える力を磨いてきました。
制度を知っているだけではなく、相手の立場に立って伝えること。
それが私の強みです。
AIとの付き合い方
今、ビジネスをされている皆さんの関心はAIではないでしょうか。
ライターも行政書士も「AIに取って代わられる仕事」の筆頭格のように言われることがあります。
しかし、はたしてそうでしょうか。
私は有料のChatGPTを利用し、執筆にはChatGPTsを使っています。
ごく一般的な内容は、AIがネットからあっという間に情報を拾ってきてくれるのでとても便利です
一方で法律に関わる内容だとどうでしょう。
「許可申請の要件をわかりやすくまとめて」という内容の指示を出すと、わりと適当なことを言ってくるのがAIです。
間違った情報を「あたかも正しい情報のように、それらしく」伝えてくるのが本当にうまいです。
なぜそうなるのか。
まず一つに、法律の頻繁な法改正があります。
申請の要件はネットにあふれていますし、なんなら役所のHPにも載っています。
しかし法改正があった時に、ページに情報を反映するまでどうしてもブランクが発生する。
その間、ネット上には古い情報と新しい情報が交錯し、その後も更新しないページの情報は古いまま残ります。
情報の真偽が入り乱れるネットから、正しい答えだけを引っ張りだしてくることは難しいのが現状です。
また、「出してきた情報が正しいのかどうか」ジャッジをするためには、人間の目が不可欠でしょう。
もう一つが、実務レベルの一次情報が不可欠ということです。
たとえば古物商の許可申請で考えてるとどうでしょう。
古物商の許可は、警察署に申請します。
申請に必要な資料は警察に聞けば丁寧に教えてくれますし、ネットにも載っています。
しかし申請する警察署ごとに、そして担当者ごと、案件ごとに必要な書類は変わってきます。
これは古物商の許可に限ったことではありません。
このような情報は、実際に申請をしてみなければわからないことで、ネットを探しても出てきません。
つまりAIではカバーしきれない領域ということです。
AIは非常に便利なツールで、うまく付きあっていけば無限の可能性を秘めているものです。
しかし行政書士業務やライターの仕事は、AI任せでは完結できないのです。
私はこれからも、文字と文章で、必要とする人の支援をしていきたいと考えています。
逆境を知っているからこそ、寄り添える支援を届けていきます。