【安榮崇浩(安栄崇浩)】映像制作一筋30年で培った「伝わる映像」の本質
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安榮崇浩です。
映像制作に30年以上携わってきて、よく聞かれる質問があります。
「どうすれば、伝わる映像が作れますか?」
技術の進化で、今は誰でも高画質な映像を撮れる時代になりました。
スマホでも4K撮影ができる。編集ソフトも手軽に使える。
でも、「綺麗な映像」と「伝わる映像」は、まったく別物なんです。
伝わる映像の本質——それは、「誰に、何を伝えたいのか」が明確であることです。
テレビCMでも、企業広告でも、SNS動画でも、この原則は変わりません。
ターゲットが誰で、どんなメッセージを届けたいのか。
それが曖昧なまま撮影に入ると、どれだけ美しい映像でも、視聴者の心には届きません。
僕が必ず最初に行うのは、クライアントとの徹底的な対話です。
「この映像を見た人に、どう感じてほしいですか?」
「最終的に、どんな行動を起こしてほしいですか?」
この問いに答えることで、映像の方向性が決まります。
そして、その答えに沿って、構成、撮影、編集のすべてを設計していく。
技術は手段です。
カメラワーク、照明、色補正
すべては「伝えたいメッセージ」を届けるための道具に過ぎません。
映像制作一筋でやってきて、今も変わらず大切にしているのは、
この「伝わる映像」を作ること。
技術は進化しても、本質は変わりません。