名刺も立場もない私が、地域の“誰か”になるまで
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週に数回、公園でシャボン玉をしています。
きっかけは、ある晩、無性にシャボン玉がしたくなったこと。翌日すぐに道具を揃え、大きなシャボン玉を作ってみたら、それだけで子どもたちが集まってきました。
ただ大きなシャボン玉を作っているだけなのに、子どもたちはどこからともなくやってきて、遊んで、話して、また帰っていきます。
シャボン玉液がなくなっても、子どもたちは「遊ぼうよ」と声をかけてくれるようになり、いつの間にか親子連れや犬の飼い主さんたちとも顔見知りになっていました。
特別なことはしていません。ただそこにいて、困っている子がいたら声をかけて、一緒に空気をつくる。
名刺も責任もない、ただの一人として過ごすなかで、人との距離の取り方や、場の空気をどう整えるかを少しずつ体で覚えてきました。
企画や運営といった枠には収まらないけれど、確かに「人が集まる場には理由がある」ことを、公園の中で実感しています。
この経験から、「自然体でいること」や「見守る姿勢」が、時に大きな信頼につながることを学びました。
私自身、積極的に前に出るタイプではありませんが、「この人がいると場が落ち着く」と感じてもらえるような、そんな存在でいられたらと願っています。
派手なことはできませんが、自然と空気を整える力や、さりげない気配りを、仕事でも活かしていけたらと思っています。