趣味でシャボン玉をしていると、このご時世には珍しく子どもが集まってくる。
子どもは大きくてふわふわ浮かぶものに興味があるようだ。
シャボン玉の自己ベストは直径1m弱のサイズだ。この界隈では、まだまだ小さい方だ。そこで安定した大きさと量を求めて、土日に試行錯誤をしている。
最初期は、市販のシャボン玉液の比較から始まり、途中で調合に手を出した。
調合は難しく、界面活性剤の%、粘度、粘性を増すための化合物の分量、比率を導き出すために2ヶ月を費やした挙句、諦めた。夜な夜な台所で計量し、食器用洗剤を何本消費したことか…
最終的に見つけたコスパ良し、シャボン玉の伸びも大きさも申し分のないDAISOの青いボトルのシャボン玉液にたどり着いた。しかし、この青いボトルを近隣店舗で見なくなってしまったのだ。絶望である。どうしてダースで買わなかったのか。
さて、シャボン玉に最適な気象条件、湿度にこだわっていると、公園に子どもがある程度いる時間になってしまう。そうすると、公園に遊びに来ている子どもが、ハーメルンの笛吹き男もかくやというレベルで集まってくる。
朝方はお年寄りが多く、夜は暗すぎて観察が難しいとなると、日中にやるしかないのだが、どうして子どもがくるのか…
「もしもし、お巡りさん…」と言われないために公園管理者に話をしに行ったのも思い出だ。
集まってくる子どもからは、「大きいシャボン玉を追いかけたい」、「シャボン玉をたくさん作って」、「自分もシャボン玉を作りたい」、「他の遊びはないの?」、「学校の話」などをされる。中には、元気が有り余っているのか、親御さんが青息吐息のような小さい子もいる。かと思えば、小学校高学年男子が必死で追いかけ、小学生女子が映え写真を撮ろうとしていたりする。
なぜ、シャボン玉をしているアラサー女のそばに子どもが来るのか…遠巻きに見るという選択肢は彼らにはなかった。
理由は単純だった、でかくて、ふわふわしていて、普段見ないシャボン玉だからだ。羞恥心を趣味で捨てるとは思わなかった。最近では、親御さんにも認知され、話しかけられることもある。
趣味から大分離れてしまったような気がするが、理想のシャボン玉液探しをこれからもしようと思う。