佐藤誠之|武豊町/半田市 | 東京のオフィスを出て気づいた、地方プログラマーが得た「余白時間」の価値
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こんにちは、佐藤誠之です。東京の開発会社で10年以上エンジニアをしていましたが、
現在は愛知県の武豊町と半田市を拠点にフリーランスプログラマーとして活動しています。
東京時代は朝7時に家を出て、夜10時に帰宅する日々。電車の中でもSlackをチェックし、
常に「効率」を追い求めていました。しかし移住して気づいたのは、本当に大切なのは
「余白時間」だったということです。
武豊町の自宅から歩いて5分の海岸で、朝日を見ながらコーヒーを飲む30分。
この時間に浮かぶアイデアが、東京時代の深夜残業で絞り出していたものより遥かに質が高いんです。
もちろん不便さはあります。コンビニまで車で15分、回線速度も都市部ほど安定しません。
でも、その「制約」が逆に集中力を高めてくれる。半田市のコワーキングスペースで作業する日は
利便性を享受し、武豊町では自然の静けさに包まれながら深く思考する。
この使い分けが、予想以上に創造性を豊かにしてくれました。
地域の方々との何気ない会話からも、システム設計のヒントをもらうことがあります。
「急がないでいいよ」という言葉に、持続可能な開発の本質を教えられました。
東京の「速さ」も価値ですが、地方の「余白」にはそれとは違う豊かさがあります。
効率だけでは見えない、本当に大切なものが見つかる場所だと実感しています。