【経営者の仕事とは】
私たち奥山製作所では、社員に必ず意見を聞きます。何度も何度も話し合いをします。
しかしながら――最終的な意思決定は、経営者である私が行います。
たとえ多くの人が右だと言ったとしても、私が左だと判断すれば、この会社は左に向かって進みます。
それが「会社」であると私たちは考えています。
決断には、ときに社員が嫌がることや、お客様や世の中にとって厳しい選択が含まれるかもしれません。
むしろ、そのような困難な決断の方が多いでしょう。
だからこそ、最終決定は経営者が責任を持って行うべきなのです。
大きく、深く、広い視点を持って決断し、その結果に責任を取る。
これが奥山製作所における経営者の責任だと捉えています。
では社員の仕事とは何でしょうか。
それは――経営者の決断を命がけで「正解」にしていくこと。
時々、「あの時こうしておけばよかった」「本当は違う意見を持っていた」と後から口にする人がいます。
しかし、それは組織として間違っています。
意見を言えるのは、意見を集め、話し合いをしている時です。
一度会社が決断したならば、その瞬間から全員が「あたかも最初から賛成であったかのように」動かなければなりません。
これが、私たちが考える組織の姿であり、経営者と社員の役割なのです。
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だからこそ、奥山製作所では以下の4つを大切にしています。
一.人生の目的を一言で言え
る状態をつくること
=思考の時間を持つ
二.自分の意見を持つこと
=思考の時間を持つ
三.自分の意見を伝えること
=勇気持つ
四.違う意見を受け入れる
=度量を養うこと