【城間勝行】コードの中に未来が眠っている
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毎年、この時期になると考えることがあります。それは、自分の「仕事」とは何なのか、エンジニアとしてどう成長していくべきかということです。
エンジニアの仕事と言えば、コードを書いたりシステムを構築したりすることがメインであることは間違いありません。しかし、実はその先にあるもの――つまり、**「問題解決」**こそが、自分の中で仕事の本質だと感じる瞬間が増えてきました。いわゆる「技術の向こう側」ですね。
私が今取り組んでいるのは、スタートアップ企業や成長中の企業と一緒に、スピード感を持ってシステム開発を進めることです。これが非常に面白い部分で、エンジニアとしての成長を実感できるんです。大手企業での経験も大事でしたが、自由度が高い分だけ「現場での反応がすぐに見える」という点がフリーランスの魅力です。例えば、ある機能がユーザーにどう受け入れられるか、実際に使われてみて初めてわかる。それが面白いんです。
それと同時に、自分が提供する価値をしっかりと理解し、常にビジネス視点を持つことも意識しています。コードを書いてシステムを作ることはもちろん大切ですが、それがどれだけ企業にとって価値を生むのか、どのようにして成果を上げるのかを考えることも、エンジニアとして欠かせない視点だと思っています。
以前の私は、技術的な部分に注力することが多く、時にはビジネス視点を忘れてしまっていた時期もありました。しかし、最近では、どれだけ早くシステムを構築できても、ユーザーの体験や企業の戦略に合わなければ意味がないと強く感じています。システムは単なる道具であり、その道具がどう使われ、どれだけ成果を出せるのかが大事だと再認識しています。
それに、エンジニアの仕事は日々進化しているということも実感しています。クラウドインフラ(AWSやGCP)やコンテナ技術(Docker)を駆使しながら、システム開発をより効率的に進めるために自分がどう貢献できるかを常に考えるようになりました。昔は手作業でサーバーを立ち上げて運用していたのが、今ではすべてコードでインフラを管理できる時代になっています。これが、私にとって大きな変化の一つです。
「自由」と「責任」という二つのバランスもフリーランスの醍醐味ですが、それが一方で非常に大きな挑戦であることも理解しています。時には、クライアントとのコミュニケーションに工夫が必要だったり、想定外の問題に直面したりすることもあります。しかし、それもまたエンジニアとしての成長に繋がっていると感じています。
この時期に、改めて思うのは、自分の成長が企業やチームにどれだけ影響を与えられるかが大事だということです。単なる「技術者」ではなく、問題解決のためのパートナーとしての役割をもっと強く意識していきたい。技術力だけでなく、ビジネスの観点からもチームをサポートできるエンジニアになれるよう、日々挑戦を続けています。
これからも自分のスキルを磨き、成長していく過程を楽しみながら、多くの企業やチームと共に歩んでいけたらいいなと思っています。そして、エンジニアとしての「未来」がどうなるのか、楽しみにしながら、今を精一杯生きていこうと感じています。
 
 
