【城間勝行】フリーランスエンジニアの“働き方革命”
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最近、フリーランスとして働きながら感じたこと。それは、私たちエンジニアがどれほど仕事の「意味」を再発見し、進化させる可能性を秘めているかということです。技術を扱う立場にいると、どうしても「コード」と「システム設計」が中心になりがちですが、実はそれ以上に大切なのは、**“人との繋がり”と、“視点を広げること”**だと強く感じています。
フリーランスとして独立してから、いろんな企業やスタートアップと関わる機会が増えました。多くの場合、プロジェクトは技術的な問題から始まります。例えば、「APIの設計を見直して効率化したい」「システムのスケーラビリティを向上させたい」など。しかし、進めていくうちに気づくことがあります。実は、技術的な要素よりも、プロジェクトの進行やチーム間のコミュニケーションにこそ本当の問題が隠れているということ。
最近、あるプロジェクトで開発がスムーズに進まない場面がありました。原因は、チームメンバーがそれぞれの作業に専念しすぎて、互いにフィードバックをする機会が減っていたことでした。これを解決するために、私は「コードレビュー」や「ペアプログラミング」を積極的に取り入れるようにしました。すると、短期間で問題が解消され、作業のスピードが格段に上がったんです。
この経験を通じて感じたのは、「技術力」だけでなく、「人間力」も重要だということです。特にフリーランスの場合、チームメンバーと密に関わる機会は少ないですが、だからこそコミュニケーションの重要性が増します。要件定義や設計レビューの際には、「クライアントが何を本当に求めているか」を理解し、さらにその上を行く提案をすることが、プロジェクトを成功に導くカギになります。
また、フリーランスとして多くのスタートアップと関わる中で感じたことは、最初から完璧なシステムを作ろうとするのではなく、**「仮説を立てて、素早く検証し、改善を繰り返す」**というアプローチがどれほど大切かということです。最初は簡単なプロトタイプでも、ユーザーのフィードバックを基にした改善を重ねていくことで、思いもよらないアイデアが生まれる瞬間に立ち会えることが多く、毎回驚きと発見があります。
フリーランスとしての働き方は、ただ「技術的な問題を解決する」だけではありません。実際、クライアントのビジョンやユーザーのニーズを理解することこそが、エンジニアリングの本質だと思います。だからこそ、どんなに小さなプロジェクトでも、関わる人々に対して責任を持ち、真摯に向き合うことが大切だと感じています。
最後に、これからもフリーランスエンジニアとして新たなチャレンジを続けていく中で、常に「どうすればもっと多くの人にとって価値があるのか」を考えて行動していきたいと思っています。技術的なスキルや専門性だけでなく、人間的な成長やチーム全体の成果を最大化すること。それが、フリーランスとしての真の価値だと確信しています。
これからの時代、エンジニアは単なるコードを書く仕事ではなく、プロジェクトを推進する力を持つ存在にならなければならないと思います。それを実現するために、技術と人間力の両方を鍛え、進化させていきます。
 
 
