エッセイと向き合う、私
── キャリアチェンジを決めた理由
1997年生まれ、埼玉育ち。東京で保険会社のSEとして3年11か月過ごした後、千葉(木更津)に移住しました。
SEとしての日々は大変なこともありましたが、学びと気づきに溢れた、尊いものでした。しかし心のどこかでずっと、クリエイティブな世界に対する憧れがありました。
これまでの社会人生活を永遠の財産にして、私は、デジタルハリウッドスクールに入学しました。デザインを学ぶ中で、自分の「強み」や「好き」にもう一度出会い直しました。
── 「書くこと」の出会い
授業でコピーライティングや言葉の表現に触れたとき、「これが私の強みかもしれない」と気がつきました。
幼い頃から、映画のフライヤーや本の帯など、「人の心を惹きつける短い言葉」が好きでした。そのため、自分でも日常の感情を、そっと言葉にして残すようになっていました。
振り返ってみれば、私はずっと「言葉」に背中を押されてきていたのかもしれません。
── 言葉は、私に「自分らしさ」をプレゼントしてくれていた
そんな風に思うようになってから、言葉に恩返ししようという気持ちで「エッセイ」を書き始めました。
── 今、「エッセイ」に込めている想い
エッセイを書きながら、気がついたことがあります。それは「自分と同じように、小さな生き辛さを抱えている誰かに、そっと届いてほしい」という想いです。
エッセイは誰かの壮大な悩みを解決できるものではないかもしれません。でも、「傷つかないようにぎゅっとまるめている心」を緩む瞬間を届けることは出来る。
── 日常の端っこが、少しだけ柔らかく、彩られてみえる
「心を1度、温めるようなエッセイ」を軸に、エッセイストとして、寛容に、だけど自分らしく、活動していきたいと思っています。